マクロビテイストの自然食


ヘルシークッキング


ひまわり講話


食べ方は生き方


   ― 東洋の知恵に学ぶ食のこころ ―







4. 東洋の思想 ― 陰陽の食事と男女の違い


ここでいう「男女」とは、社会的な性別ではなく、DNA上で受精の時点に決まる男女の違いを指します。

東洋思想では、地球上のすべてのものは自転のエネルギーと公転のエネルギーの影響を受けると考えられています。
この二つの力のバランスを、「陰」と「陽」で表現しました。

公転のエネルギーを多く受けるものを「陽性」
自転のエネルギーを多く受けるものを「陰性」

食べ物も同じように、陰陽の性質があります。
陽性の食べ物は体を引き締め、陰性の食べ物は体をゆるめる作用があるとされます。
胎児の発達の仕方から見ても、男性はやや陽性、女性はやや陰性とされ、
それぞれの性質に合った食事を意識することで、健康に役立つと考えられています。

マクロビオティックでは、こうした陰陽の考え方を現代人にもわかりやすく整理しています。
心や体のバランスを意識しながら、食事を選ぶことが健康の基本です。

5. 心に合わせた食事


食事は、体質や食べ物の性質だけでなく、心の状態とも深く関わっています。

DNA的な男女や、社会的に求められる「男性らしさ」「女性らしさ」「母はこうあるべき」といった固定観念にとらわれず、
自分の心を大切にした食事を心がけることが、真の健康につながります。

食べ物には陰陽の性質があります。
その日の体調や気分に合わせて、陰性・陽性のバランスを整えることで、心も自然に落ち着き、健康を支えてくれます。