マクロビテイストの自然食
ヘルシークッキング
献立・季節毎の違い
自然食玄米の会では季節毎のお料理を作ってきました。
人はそれぞれいろんな個性があります。
お料理にはその人の個性がとても良く現れる傾向があります。
その個性と自身の体質や行動パターンが一致しているといつまでも健康的な生活が送れます。
残念ながら体質不良を抱えている人のほとんどがお料理方法に偏りがあって、それが自身の体質や行動パターンにそぐわないケースが多いようです。
季節は春、夏、秋、冬があります。
またどのお料理にも偏らない中庸タイプもあります。
今回はおおまかに分類して春夏タイプと秋冬タイプに分けて体感してみましょう。
これまでの復習
春夏タイプの人
根菜よりも葉菜や果菜、春や夏が旬の食べ物が多い傾向があり、どちらかと言えば身体の冷えが原因の体質不良が多い傾向がある人
お料理は短時間の加熱が多く、年齢の割にさっぱりしたお料理を好む
またはサラダやスイーツ等を好む
肺、大腸、腎臓、膀胱、婦人系が疲れやすい体質です
秋冬タイプの人
葉菜や果菜よりも根菜、秋や冬が旬の食べ物が多い傾向があり、どちらかと言えば身体の固さが原因の体調不良が多い傾向がある人
お料理は加熱した物が多く、年齢の割に濃いめの味付けを好む傾向
焼いた物や煮物を好む傾向
生よりも煮物等を好む傾向があります
肝臓、胆嚢、心臓、小腸が疲れやすい体質です
これまで学んだ事は同じ食材でも選ぶ季節の違い
例えば、春野菜を春に選ぶ事はみんな知っているけれど、立春の頃から春になったと捉えるか、5月の本当に暖かい季節に春と捉えるかで違ってくる体験をしてきました。
それから、同じようにバランス良く葉菜、果菜、球形野菜、根菜を取り入れても盛り付けて見ると1人1人全然割合が違う体験もしてきました。
今回は同じ食材でも献立の立て方の違いを体感してみましょう。
〈春夏タイプ〉
ひとつのお料理に1〜2種類ぐらいの食材を使って短時間で仕上げる事が多い
〈秋冬タイプ〉
ひとつのお料理にいろんな種類の食材を使って仕上げる事が多い
【あらめの五目炒め煮】

《材料》(約5人分)
小松菜・・・・・1束
人参・・・・・・1/5本
油揚げ・・・・・4〜5枚
クイックソイ・・1袋
あらめ・・・・・・大さじ3
油・・・・・・・・適宜
調味料(味を見ながら加減します)
みりん・大さじ2
甜菜糖・大さじ2〜
お醤油・小さじ1〜
七味唐辛子・適宜
〈下ごしらえ〉
・小松菜は根本に切り込みを入れて洗ってたっぷりのお湯で茹でます、刻んで茎と葉に分けておきます
・人参は斜め薄切りにして細めの千切りにします
・油揚げは油抜きしておきます
・クイックソイは袋から出してほぐしておきます
・あらめはほぐしておきます
《作り方》
①フライパンに油を入れ、人参を入れて弱めの中火で炒めます、小松菜の茎、クイックソイ、あらめと刻んだ油揚げ、小松菜の葉の順にひとつひとつ入れて炒めていきます。
②お水少々入れて調味料を入れて弱めの中火で煮ます。
③煮汁が無くなるまで煮切ります。

《材料》(約5人分)
人参・・・・・薄切り15枚分
お塩・・・・・・少々
豆乳マヨネーズ・適宜
バジル・・・・・適宜
《作り方》
①人参を斜め千切りにしてお塩をまぶしておきます。
②盛り付けて豆乳マヨネーズとバジルをトッピングします。
【小松菜炒め】
《材料》(2〜3人分)
小松菜・・・・・・3本ぐらい
クイックソイ・・・1/2袋
油・・・・・・・・小さじ1〜
甜菜糖・・・・・・大さじ1
お醤油・・・・・・小さじ1
七味唐辛子・・・・適宜
〈下ごしらえ〉
・小松菜は茹でて刻んで茎と葉に分けておきます
・クイックソイは袋から出しておきます
《作り方》
①フライパンに油をひいて小松菜の茎とクイックソイを入れて炒めます。
②小松菜の葉と調味料を入れて味を整えます。
【あらめの胡麻和え】

《家族へのアレンジ》
胡麻和えにする事であらめがとても食べやすくなります。
あらめが苦手な子供には生ワカメを炒めても良いです。
・ワカメとコーンをオリーブオイルで炒めて塩とコショウ少々、調味料はワカメの塩分で味をみてから加えます。
・男性にはワカメとジャコで濃いめの味付けでおつまみ風にしても喜ばれます。
・男性やベテラン世代には昆布をあっさり春の調理方法で炒め煮にしても良いです。
海藻は春が旬のワカメを中心に、違う季節が旬の海藻も乾物を春の軽い調理方法にすると良いです。













