マクロビテイストの自然食

ヘルシークッキング

【春のお料理】


・小松菜のお料理・

・春のお料理方法・

☆茹でる☆

☆蒸し物☆

☆短時間加熱でふんわり仕上げる☆

春は、土の中の種が水分を含んでふんわり膨らんで発芽する季節です。

眠っていた草木が上に向かって成長します。

お料理も春のイメージで、ふんわり膨らんで水分を含むように仕上げます。

人の身体も、春に適応してきます。

冬は、身体も引き締まり熱を逃さないように寒さに適応していました。

夏には、暑さに適応して緩めて熱を逃すようになります。

春は、寒い冬から暑い夏に向けて準備する季節です。

身体を少しずつ緩めて、冬の間に貯まった余分な物をデトックスしましょう。

春のお料理はやや短時間加熱で、冬に比べて時間をかけずに仕上げます。

【春の食材】

春が旬のお野菜、海藻

葉野菜、ネギ、セロリなどの香りがたって上に伸びる物

ワカメ、あおさ等

豆腐のようにふんわりしたもの

身体を引き締める塩分も冬に比べて少なめにします。

酸味の効いたお料理も適度に取り入れましょう。


今回は、小松菜、豆腐、高野豆腐をふんわり豆腐のように戻した物を使って短時間で春のイメージで仕上げます。

《小松菜のゆで方》

・たっぷりのお湯を沸かして細かい泡が出始めたら茎の部分を茹でます。

・秋~冬に比べてお湯を多めにして水分を含みやすくします。

・芯の部分が柔らかくなったら葉の部分はお湯にくぐらせる程度に短時間です。

・茹でたら手早く取りだします。

・冬のお料理は水分をしっかり切る為に葉の分が下側になります。

・春~夏には滴り落ちるお湯を触れることで余分な熱が入りやすく葉の色が悪くなるので、葉の部分が上側になります。

・ザルにあげて熱を逃します。

・葉が余分な熱で色落ちしないようにします。

《高野豆腐の戻し方》

・出来るだけ広くて丸い容器に高野豆腐をゆったり戻るスペースも考慮して並べます。

・熱湯をかけて戻します。

・上手く戻ると約2倍ぐらいになります。

【小松菜のアレンジ】

〈大豆タンパク入りの炒め物〉

・フライパンの余分な熱を冷ますように塗れ布巾を準備します。

・大豆タンパクをみりんとお醤油で味付けして炒めたら小松菜を入れてサッと混ぜます。

・フライパンを塗れ布巾にのせて余分な熱を冷まします。

〈ゴマ和え〉

・小松菜にみりん、お醤油、すりゴマを和えます。

〈サラダ・レモン醤油ドレッシング〉

・切った小松菜を盛り付けます。

・レモン果汁とお醤油を2対1の割合で混ぜてドレッシングを作ります。

〈海苔和え〉

・お皿にお醤油を入れて切った小松菜を立てて味を染み込ませておきます。

・ちぎった海苔を和えます。

〈薄揚げと小松菜の煮物〉

・薄い油揚げをみりんとお醤油で味付けして、小松菜を入れてサッと煮ます。

〈小松菜の人参入りナムル風〉

・茹で人参と小松菜をナムル液に漬け込みます。

・ナムル液、レモン果汁とお醤油を2対1、梅酢少々、すりごま適量

・味をみて足りないならお塩少々と胡麻油2~3滴足します。

〈卵とじ風〉

・玉ねぎ、人参をサッと重ね煮して小松菜を入れターメリックで色づけしたお豆腐でとじます。

・味を整えたら水溶き葛粉を回し入れます。


☆冬のお料理は、茹でて炒める事で身体を温める二重調理が目的です。

☆夏のお料理は、あらかじめ茹でて置くことで短時間加熱が目的です。

春のお料理でも茹でて炒めるお料理がおすすめの場合があります。

・つい長く加熱してしまうくせのある人

・水分が残って水っぽくなりすぎる人

(炒め物の食材に水分が含まれてシャキッとみずみずしいのと、水分が出て来て水っぽくなるのは異なります)



【高野豆腐の木の芽味噌添え】

・戻した高野豆腐を軽く絞ってお出汁を含ませてサッと煮ます。

・まな板の上に鳩麦味噌と木の芽をのせて包丁で切り和えします。

・深めで広いお皿に高野豆腐と煮汁を盛り付けて木の芽味噌をのせます。

・木の芽味噌は多めに作って、いろんなお料理に添えると便利です。


【高野豆腐の野菜あんかけ】

・セロリ、玉ねぎ、人参、さやえんどうを短時間の重ね煮にします。

・お醤油小さじ1で味を整えます。

・軽く絞った高野豆腐に煮汁を含ませてサッと煮ます。

・高野豆腐を取りだしてお皿に盛り付けます。

・野菜の煮汁に水溶き葛粉を入れてとろみをつけます。

・野菜あんの味をみてお醤油を少し垂らして足します。

・高野豆腐に野菜あんをかけます。