マクロビテイストの自然食
ヘルシークッキング
《冬の過ごし方》
冬は寒さから身体を守る事が大切です。
室内の環境を整えたり衣服で調節しながら、食べ物で身体を冬に適応させます。
食べ物は大まかに分けて、身体を温める食べ物と冷やす食べ物があります。
冬には、身体を温める食べ物を多くいただいて、身体を冷やす食べ物は出来るだけ控えめにします。
調理も長時間煮炊きしたものがおすすめです。
屋外で過ごす場合と暖房のきいた室内で過ごす場合では、屋外で過ごす方がより身体を温める食べ物が必要になります。
《食べ物の性質》
〈動物性食品〉
動物性食品は、身体を温める働きが強いので、健康で屋外で過ごす人には必要です。
体質によりますが、動物性食品は、植物性食品の半量くらいがおすすめです。
病気の部位によっては控えます。
アレルギーの場合は出来るだけ控えめにするか状況によっては除去する事をおすすめします。
〈熱帯のフルーツ、生の果物、夏野菜のサラダ〉
フルーツや夏野菜の生は、身体を冷やす働きが強いので、冬には摂取しなくて良いです。
特別引き締まった体質、暑がりの体質、病気の部位によっては冬でも冷やす食べ物が必要な場合があります。
冷え性の体質では、真夏以外は冷やす食べ物を出来るだけ控える事をおすすめします。
《身体に良い食べ物は季節や状況で変化します》
体質改善の場合でも、身体にいいとか悪いとか、神経質になるのは良くありません。
例えば、夏に採れるきゅうりは身体の余分な熱をとります。
真夏に屋外で活動するならきゅうりは身体に良い食べ物と言えます。
冷え性の人が真冬に食べるとしたらきゅうりは身体に悪い食べ物と言えます。
結局、環境や体質を考慮しながらも季節の食べ物を選ぶのが理想と言う事です。
《体質改善、身体に優しい食生活》
穀物、季節毎の野菜、海藻、豆類、
海の天然塩、昔ながらの味噌、お醤油など発酵させて造る調味料
玄米、ぶつき米、発芽玄米、雑穀米などバランスの良い穀物を中心に季節毎の野菜、海藻、豆類をいろんなお料理方法でいただいていると自然治癒力が高まるので、結果的に早く体質が改善されます。
10月27日 講話
冬に向けてのこれからの時期、季節の変化の中で、お料理を工夫することでどのように体調を整えていけるかというお話をして頂きました。
わたしは講話と共にクッキングレッスンも参加させて頂いてるのですが、回を重ねるごとに、季節毎のお料理の違いも少しずつですがわかってきました。
その異なるお料理を、季節の変化に合わせて上手く取り入れていけるようになりたいです。
季節に合う食材や調理法、そして食べ方も、自然界の様子を観察してみると自ずと分かるのが本当におもしろいです。
観察しながら、体感し、理解することを繰り返して、少しでも自然と調和していけたら嬉しいなと思います。
私はアトピーがありますが、治したいという気持ちの反面、アレルゲンのある食べ物でも好きな物(甘いものや乳製品など)を食べたいという甘い気持ちもある事に改めて気がつきました。
自分がどうなりたいか、そのためにこれまでの身体に良い食べ物と悪い食べ物に分類していた考え方などの染み付いた思いこみたを捨てて、自然の摂理に合わせるだけで良いと言う、正しい知識をどんどん身に付けたいと思いました。
季節に適した食材や加熱時間の違いにも、少しずつ意識を向けていきたいと思います。