マクロビテイストの自然食


ヘルシークッキング


【野草&薬膳講座】

野草&薬膳料理と中医学のお話し聞きました。

【野草&薬膳料理】

《春雨スープ》


《新生姜ご飯》


《みょうが、ウドの新芽かき揚げ》


《竹の子のピリ辛炒め》


《羅漢果と杜仲のお茶》


【今回の食材と薬効】


《緑豆春雨》

涼、平、甘(少し身体を冷やすけれどほぼ中庸と言う意味です。)

熱を下げ、解毒する作用がある。


《新生姜》

温、辛(身体を温める)

全身を温め、胃液の分泌を高め、消耗を調節して冷えによる嘔吐を止め、消化を良くする。

発汗効果があり、感冒に効果


《紫蘇》

温、辛苦(辛いを温める)

発汗作用で熱を下げ、胃腸の働きを高め、痰を切る。


《ウド》

微温、辛苦(少し身体を温める)

関節や筋肉の痛みを取る。頭痛にもよい。


《竹の子》

寒、甘(身体を冷やす)

熱を取り、咳痰を止め、大小便をよく通じさせて、口の渇きを改善する。


《羅漢果》

喉によい。


【中医学のお話し】


《初夏の過ごし方》


〈中医学五行配当表〉

五行配当表は、季節と内蔵を表す五性、それに味覚を当てはめて五味など、

その他いろんな事を五行で表しています。

五味は、味のバランスを取ることが大切と言う事がわかります。


〈内蔵と味の関係〉

例えば、こんな方がいたそうです。

健康の為に食生活には気を付けているのに、肝臓が弱い方が先生に相談されたそうです。

いろいろ話を聞いてみたところ、酸っぱい物が大の苦手でした。

五行配当表では、季節では春が、酸味と肝臓に関係あることがわかります。

酸味が肝臓には必要です。

薄い酸味、柑橘を少しずつお料理に取り入れて酸っぱい物が食べられるようになりました。

1年ほどしたら、すっかり元気になられたそうです。


〈日本人の味覚〉

昔の日本人は苦味が苦手でした。

五行配当表で、夏は、苦味と心臓に関係あることがわかります。

昔の日本人は心臓のトラブルが多かったです。

最近は、日本人もゴーヤを食べるようになったり、コーヒーも飲むようになりました。

昔より心臓のトラブルが減りました。

ただし、苦味が良いからと濃いコーヒーを1日に何杯も飲むと、それも摂り過ぎです。



「同じ物で摂るよりいろんな物で摂りましょう!!」と言う事でした。


〈バランスが大切〉


中医学の先生は

「好きな物で命取られる」と言われているそうです。

誰でも、食べ物に好みがあり、どうしても好きな食べ物を摂り過ぎてしまいます。

同じ食べ物を多く摂り過ぎるとバランスを崩してしまいます。

好きな食べ物が病気を作ってる、、

自分の癖を知ってバランスを取ることが大切、、

と私も常々思っていたので、やはりそうなんだ!!と思いました。


〈夏の過ごし方〉

初夏の後は、梅雨の季節です。

初夏には、季節の食べ物や身体の熱を取る食べ物が良いです。

梅雨の季節では、湿度が高くて、身体の中に熱がこもりやすいです。

初夏の季節に、暑いからと冷やす食べ物ばかりでなく、生姜や唐辛子など、身体を温める食べ物も取ると良いそうです。

夏には、心(しん=心臓、小腸など)が活発になります。

夏には、自然に苦味も食べたくなるので、心(しん)が活発になりすぎるとバランスが悪くなります。

鹹味の物は、心(しん)を抑えます。

夏には、「苦味少なく鹹味多く」を心がけるとバランスが取りやすくなります。


〈夏に気を付ける事〉

久視…久しく見る事、目を使いすぎると良くないと言う事です。

最近では、目を酷使する物が多いですが、続けて見るのではなくて、時々は目を休める事、遠くをボンヤリ眺める事が大切です。

今回も為になるお話しをいろいろ聞くことが出来ました。



…………by.a.mama