マクロビテイストの自然食
ヘルシークッキング
【春のお味噌汁】

材料《4~5人分》

玉ねぎ…………1/4個
大根……………5センチ
人参……………3~4センチ
セリ……………3~4本
ネギ……………1本
油揚げ…………1枚
お豆腐…………小さなパック1個分
ワカメ…………大さじ1
麦味噌…………大さじ1~
豆味噌…………小さじ1~
干し椎茸出汁…5カップ
《作り方》
①玉ねぎは薄い回し切り、大根、人参は5~7ミリの斜め千切りにします。
②セリは小口切り、ネギはみじん切りにします。
③油揚げはサッと油抜きして、出来るだけ大きさを揃えて切ります。
お豆腐をさいの目に切ります。
④干し椎茸の出汁を弱めの中火にかけて、玉ねぎを入れます。
⑤玉ねぎの上に大根を重ねて入れます。

⑥大根の上に人参を重ねて入れます。

⑦グラグラ煮立てないように、フツフツさせながら煮ます。
グラグラ煮ると、重ねた材料が混ざってしまうのと、食材の美味しさが出にくくなります。

⑧人参の生っぽさが無くなったら、油揚げを入れます。
ワカメ、セリを入れます。
⑨すりばちにお味噌を入れて煮汁を入れて、すりこぎで溶いて入れます。
すりばちが無ければ、味噌漉しを使います。
お味噌を入れたらお豆腐を入れます。

⑩お味噌は子供の好みに合わせます。
ここで、子供のお味噌汁を盛り付けておきます。
⑪お味噌を足します。
もう少しとろ火で煮ます。
煮ている間にご飯を盛り付けます。
ネギを入れます。
大人のお味噌汁を盛り付けます。
《盛り付け》
パパの盛り付け

パパが嫌いで無ければ具沢山に盛り付けます。
食べるお味噌汁にします。
野菜もタップリ摂れてお腹も満足出来ます。
パパには鰆のホイル蒸しを付けます。
ママの盛り付け

盛り付けたらお好みで花形人参を入れます。
花形人参は、作り方⑧のところで入れます。
大きい子供(今回は11才の男の子に合わせて盛り付けました。)

男の子の好みに合わせて盛り付けました。
油あげが好きなので、油揚げを入れました。
セリは初めて食べるので、様子を見る為に少なくしました。
根菜も身体を引き締めるので、子供は春には喜びませんので控えめに入れました。
小さな子供(今回は7才の女の子に合わせて盛り付けました)

お豆腐を好むのでお豆腐を入れました。
具が多いと成長期の小さな子供にはバランスが悪いので、具を控えめにしました。
《家族の好みの盛り付けとは…》
家族、特に子供の好みの盛り付けとは、子供の成長、季節に合わせて盛り付ける事です。
子供のワガママや好き嫌い作る物ではありません。
子供は年齢が低いほど本能で自分に必要な食べ物を選びます。
例えば、離乳食の時期等、要らない食べ物は口に入れても吐き出したりします。
成長に従って口に入れたら吐き出すのは良くないと解ってきます。
成長して体力がついて来ると少しずついろんな食べ物を食べられるようになります。
子供は最初は喜んで食べていても、飽きると絶対に食べません。
小さな子供は、同じ食べ物を必要以上に続けて多く摂ると健康に良くない事を本能で知っています。
大人の「残してはいけない」とか「しっかり食べないと大きくなれない」とか「~は栄養があるよ」とかいろんな言葉かけによって社会性が身に付きます。
口に入れた食べ物を吐き出したり、要らない食べ物を投げたりしなくなって食事のマナーが身に付けます。
社会性が身につくと共に自分の身体を守る為の本能で選ぶ力が弱くなります。
もう少し大きくなるとせっかく作った食べ物は出来るだけ食べようとします。
本当は身体に必要でなくて、少し美味しく感じないお料理でも、一生懸命作った人の気持ちを考えて「美味しいよ」と言う思いやりの育つ子供もいます。
小学生くらいのお子さんには「美味しい?」と聞いて、「美味しいよ」と答えられても、食べ方でママは判断出来ます。
子供は本当に美味しい時は、「お代わり♪」とか「もっとないの?」などど聞いて来ます。
小学生くらいまでは、「じゃあママの分も食べていいよ~」と言うと「本当?ありがとう!!」と、喜んで食べる傾向があります。
成長と共にママの分までは食べなくなります。
《家族に合わせてお料理とは》
子供はまだまだ観察次第で本能で選ぶ力が解ります。
ママは子供の好みに合わせる事で慣れて来ると他の家族の食べ物と体調の関係を観察して、家族の健康に合わせて食事を作れるようになります。
ママは大人なので、自分の好きな食べ物や好きなお料理を作る事が出来ます。
好きな食べ物や好きなお料理方法ばかりでは健康によくありません。
家族に合わせての食事作りは、自分の食事のバランスが良くなります。
家族の為にお料理することで自分が健康になります。
今回ははぴはぴキッズの自然育児クッキングでした。
子供の成長と食の関係を知ることは、子供のいない人にも役立ちます。
自然育児クッキングでは、お子さま連れはもちろん、70代~80代の方も参加されていますよ~(゜∇^d)!!
《年齢、性別、季節のお料理》
☆春の食べ物とお料理方法☆
春の季節
成長期の子供、女性、若い人、
創作力の必要なお仕事
成長期の子供は季節毎のお料理を取り入れながら春の食べ物や春のお料理方法を取り入れます。
☆夏の食べ物とお料理方法☆
夏の季節
活動期の青少年~青年、若い女性
活動の必要なお仕事、ひらめきの必要なお仕事
☆晩夏の食べ物とお料理方法☆
晩夏の季節、(場合によっては晩春も少し必要)
大人、結婚した女性、主婦、
落ち着きの必要なお仕事
中庸なので誰にでも必要
☆秋の食べ物と食事☆
秋の季節
男性、中高年、運動をする子供(運動の目的によって加減)
集中力が必要なお仕事
働く男性は季節毎のお料理を取り入れながら、秋の食べ物とお料理方法を取り入れます。
☆冬の食べ物とお料理方法☆
冬の季節
高齢の方、冷え性の方
お仕事の結果を出したい時
高齢の方は味覚の状態に合わせた味付け、噛む力に合わせた柔らかさのお料理を作ります。
高齢方のお料理は、別々に作らなくても、家族と同じお料理で家族のお料理を盛り付けてから再加熱したり味付けを濃くするなど工夫次第で簡単に出来ます。
季節のお料理方法を楽しく学びながら、体感を大切に、家族の食べ具合を楽しみながら観察しましょう!!
自分が良いと思って作ったのに家族に不評でも気にしないで、季節に合っていなかったか教えてくれたのだとおおらかにとらえましょう。
子供が喜ぶお料理がなかなか作れなくても気にしないで、子供の食べたいお料理を当てるクイズと思って楽しみましょう。
毎日の事なので、ストレスにならない工夫をしてヘルシークッキング、自然育児クッキングを楽しみましょうね。
………by.a.mama