マクロビテイストの自然食


ヘルシークッキング


春のお料理教室がありました。



【春の火加減】


春の火加減を学びました。

今回は火加減に集中出来るように、番茶の沸かし方で春を体感しました。

お料理はいろんな事を同時にやります。

なかなか火加減だけを見ることがないから番茶の沸かし方を学ぼうと思いました。



【火加減についてお話しを聞きました。】


◎火加減の大切さ


火加減と言うと、皆さん一様に火の強さだけを見て終わってます。

火加減は、鍋の大きさや材料で変わります。

例えば、レシピが5人分だった場合、、

1人分ならレシピの5分の1の水でレシピ通りの火加減?

10人分なら10倍の水でレシピ通りの火加減?

答はNO!!

少人数の場合、お鍋も小さめで、早く温度が高くなり水が早く蒸発して焦げやすくなります。

多い人数の場合、お水たっぷりで同じ火加減ではいつまでも温度が上がりません。

少人数では水の割合が多くなります。

多い人数では水の割合が少なくなります。

火加減も少人数では少し弱め、多い人数では、少し強めになります。

いろんな事を観察する為にも、火加減が大切です。

レシピを参考に、鍋の状態を見て煮える様子で決めるのが、お料理のコツです。

火加減がわかると、いろんなお料理が上手くなります。



◎食べ物の季節ごとの性質や味の違い

春・・・身体を少し冷やす。ふわっと香りがする。あっさりしている。わずかに酸味。

夏・・・身体をとても冷やす。麦茶の様な味。ほろ苦味

晩夏・・中間のバランスをとる。ほんのり甘味

秋・・・身体を少し温める。コクがある。

冬・・・身体を温める。穀物コーヒーの様。ほどよい渋み。


【春の番茶を沸かしてみました】


季節によって火加減も変わります。

寒い冬には弱火でじっくり沸かします。

じっくりと長時間の過熱で身体を温める冬に向いたお料理が出来ます。

暑い夏には強火で短時間で沸かします。

夏は身体を冬のように温める必要はありません。

春は夏より少し弱めで、蒸気が真っ直ぐ上にあがる状態です。

また火加減のほか、沸かす前の番茶の状態も大切です。

番茶の葉が水分を含みふっくらとした状態で火にかけます。





【沸かしてみた結果と体感】


みんなで感じた味や体感を話しました。

○飲んでみると、身体が少し冷えました。

○酸味を感じました。

○番茶の香りがふわっとしました。



<私の体験談>


私は、秋口から冬にかけては比較的元気です。

春には、身体がだるかったり疲れやすいです。

私は、体質改善の為にも春のお料理を勉強しています。

私は、今まで季節によって火加減を変えることはんどありませんでした。

1年を通して同じ調理法でした。

今回やってみたら、私の場合、番茶を入れた時番茶の葉が水に浮いて表面が乾いた状態でした。

番茶の葉が水分を含んでいないのでなかなか煮出せませんでした。

煮出すまでに時間が長くかかっていました。

今回春の火加減のレッスンを受けてみて、火加減によって出来上がるものの性質が全く異なる事がわかりました。

私の場合、お料理全体的にみて過熱時間が長時間でした。

普段のお料理でも、下ごしらえの段階で早く煮える工夫が無かったです。

野菜を急いで切るから大きめで、結果的に長時間煮ていました。

火加減は、弱火が多かったです。

自分では、標準的で普通と思っていた事が、教室で習ったり他の人と比べたり出来ました。

自分のお料理を客観的に見直す良い機会になりました。

レッスンで学んだことを、家でも活用したいと思います。