作品紹介
月の砂漠をさばさばと
作者紹介
北村薫 /おーなり由子
児童文学、というよりは絵本に近いです。母子の微笑ましい日常を描いた話です。
北村薫の書き方が本当にうまい。お母さんは娘のさきに色んなことを話して聞かせるのですが、でも結局はお母さんのほうがさきの言動からいろんなことを感じとって、それは楽しかったり哀しかったりして、子どもをもつということはこういうことなのかなと考えさせられます。さきちゃんがとにかく本当にかわいい。これを読んだら自分も子どもが欲しいなって、そんなことも考えてしまいました(笑)優しくて一生懸命でそして少し変なお母さんが本当に良い味出してます。これはさきちゃんとうより、お母さんのほうがさきちゃんから学んで成長しているかんじです。でも結局、お母さんもさきちゃんやその友達と精神年齢が一緒なんでしょうね。
おーなり由子の絵も好きでした。話の内容と関係なしに見ても、それだけで思わず笑ってしまうようなふわふわしたかわいらしい絵です。絵本とかはほとんど読んだことがないのですが、この人の絵本は買ってみようかと思います。なんていうか、崩れた感じでふわふわした絵の輪郭と、このテキトーなかんじの表情がむちゃくちゃ好きだ(笑)