そして今日は旦那の少し早めのバースデーランチです。11月28日生まれですが、当日は平日で、私は出勤するので、日曜日に予約しました。
場所はウエスティンホテル横浜のアイアン・ベイさん。
11:30到着。実は営業開始は12:00なのですが、電話で予約をした際、11:30から営業開始と言われ、その時間に予約してしまったのです。
お待たせするお詫びに・・・ということで、ドリンクのサービスをしていただきました。
シャボン玉のようなものを、指でパチンと破ります。
すると、器の中にローズトニック登場。
横浜の市の花、バラの花をイメージしているのだとか。
スッキリさっぱりしたドリンクをいただきながら、23階からの風景を楽しみます。
「お待たせしてすみません」とレストランの方はおっしゃいますが、珍しいドリンクと、景色を眺めながら、営業開始までゆっくり過ごすのも良いものです。
コースは「シェフのプレゼント」と言う名のカナッペからスタート。
キャビアがのった豪華なカナッペ。一口目からおいしい。
期待が高まります。
次に「お待たせしたお詫びに」と出していただいたもの。
栗のコロッケのキューブとチュロス。
お店の名前「アイアン・ベイ」に合わせ、チャコール(炭)をイメージしているとのこと。
待っている間も楽しんだので、まったく問題なかったのですが、こういう心遣いが嬉しい!
食事の合間に提供されるパンもチャコールをイメージして、竹炭を塗り込んであるそう。
バターには地元神奈川で採れたお米や、玄米のパウダーなどを散らしてあります。
シェフのアイデアがすばらしい!
と話していたら、総料理長とアイアン・ベイのシェフが挨拶にいらしてくださいました。
ただランチのコースを食べに来ただけの、一般客の私たちに、身に余るような扱いをしていただき恐縮しきり。
総料理長さんはなんとカナダ人だそうで、親近感が湧きます。
続いてフォアグラのガナッシュ。
スープ?と思ったら、泡の下はしっかりとしたムース。
オレンジ色に見えるのは温州ミカン。そしてヘーゼルナッツが散らしてあって、歯ごたえが楽しい。
もう、ここのシェフのアイデアに唸ります。
メインはビーフ。これもただのステーキではありません
何種類かのスパイスやお塩をブレンドし、左側の石臼で挽いたものをお肉にかけていただきます。
これまで味わったことのないステーキの味。おいしくいただきました。
お肉を切るナイフは特注の物。
うやうやしく桐の箱に入って登場。
切れ味が鋭く、スル~っとお肉に入って行きます。
その間も、旦那がセーターにお料理をこぼすと、さっと強めの炭酸水とナプキンを持って来て下さったり、グラスのお水が少なくなると、良いタイミングでつぎに来て下さったり。
とにかくサービスがさり気ないのに、きめ細かいのです。
デザートは柿のコンポート。
上にアイスクリームが乗ったものが、チョコレートの丸い入れ物にはいっています。
ナッツの蓋に、最後はサービスの方があっさりとしたカラメルソースを目の前でかけて下さり完成します。
演出が憎い!
主人が誕生日なのですと告げて置いたら、こんな素敵なプレートまで用意してくださいました。
食後のコーヒーをいただきながら、二人でお料理を振り返ります。
おいしかったのはもちろんなのですが、一つ一つにゲストが楽しめるような演出が施されているのがすごい。
これを季節ごとに変えていらっしゃるそうで、お料理だけでなく、絵画のような知識や、使用するカトラリー、お皿、デコレーションなど、いろいろ勉強しないと提供できないようなコースでした。
加えてサービスの方々の知識もすごい。
使われている素材や、おすすめの食べ方、そしてそれに合わせた飲み物(あいにく私たちはアルコールを飲まないので、ガス入りの水でしたが)を、メニューが変わるたびに試食会をして、どのようにゲストにおススメするかを話し合うんだそう。
実はこのアイアン・ベイさん、先月私の誕生日と、結婚30周年をお祝いするため、義理の母と弟が私たちを連れてきてくれたレストランなのです。
その時もとてもおいしく、演出にも感動したので、また来たいと思っていました。
旦那は食事の最中に写真を撮り、義母と弟にスマホで送っていました。
一緒に行ったレストランだからこそ、カナダの家族にもお祝いの様子が伝わり、「ここを予約して良かったね~」と、話しながら帰りました。
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