完成しても合意書「案」ほか2本※弁護士研修素材※ | 法律を科学する!理系弁護士三平聡史←みずほ中央法律事務所代表

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大学では資源工学科で熱力学などを学んでいました。
科学的分析で法律問題を解決!
多くのデータ(事情)収集→仮説定立(法的主張構成)→実証(立証)→定理化(判決)
※このブログはほぼ法的分析オウンリー。雑談はツイッタ(→方向)にて。

※弁護士研修素材コーナー※
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当事務所での研修素材の一部をご紹介します。
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完成しても合意書「案」
【意外度=大】
<前提>
交渉の案件。
相手方との条件交渉を進めていました。
合意書案を双方提示することが続きました。
双方が提案する(要望を交換する)段階では,書面のタイトルは「合意書案」と記載してあります。
協議の末,ようやく,双方が合意できるところに至りました。
<研修生>
「合意書案」というタイトルの記載のままで,合意内容を記載した書面で調印を行いました。

相手方弁護士への遠慮をアピールしてしまう
【意外度=大】
<前提>
相手方との交渉について,依頼者に報告する場面。
<研修生>
「相手方の弁護士は私の大学の先輩です。
 大変お世話になったので,頭が上がらないんです。
 代理人に**先生が付いてしまうとまずいなあ」

着手直後の残業代請求の通知書
【難易度=難】
<前提>
残業代請求の交渉を受任した場面。
依頼者は既に勤務先を退職しています。
就業規則は持ち出していないので,内容は分かりません。
<新米>
相手方に対し↓の方法で算定した残業代を請求する書面を送付しました。
・タイムカードによる就労時間(時刻)
・法律に定める割増方法
 法定内(法内)残業は割増ゼロ,法定外残業は労働基準法所定の割増率

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<注意>
・事案は,簡略化等,一定のアレンジを加えてあります。
 本質的な部分は実際の例を元にしています。
・MC所属の弁護士は,全員研修(MC研究所)を毎週実施しております。
 このような「不備」は生じません。
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