麗しい季節のはずなのに。春なのに。
連日気になる原発事故の行方。国民が知らされていない情報が多いな,と思い。
説明義務→知る権利 とかを思っちゃう。
今日は軽めのお話し。
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アナウンスされていないことが多過ぎる。
福島原発事故は電源喪失が大きな要因になっているが,実は津波が原因ではなく,地震による揺れが原因。
という報道もありました。
電源喪失後,電源車くらいあったやろ?!に対して
実は電源車は駆けつけていました。ではなんで電源復帰しなかったって?
プラグが合わなかったため。
という報道はほっとんどないです。
1号機は今年3月で使用期限が来ていた。延長申請が通ったばかりだった。
ということは,その延長の審査では何を見ていたの?
報道ほとんどなし。
そもそも,検査で合格したから運転されていたけど,どのようなチェック項目なの?
というか前提としてどの程度の揺れ・津波が想定されていたの?
その想定は適正なの?
逆にどの程度の揺れ・津波で事故が起きるの?
報道はほとんどなし。
安全運転時に放出される放射線量は?
使用済核燃料の処理方法は?管理期間・放出される放射線量?
報道ほとんどなし。
なんか,おもしろいところだけを見せて,ストーリー・流れを分かりやすくする・・・
そう,これは映画的です。
映画館のお客様なのです。
似ているのを思い出しました。
湾岸戦争です。懐かしいですね。
日本人も皆,お茶の間の,奥行きのある,4:3の(ワイドではない)ブラウン管の地上アナログ放送のテレヴィヂョンを見たものです。
画質の良い映像がほぼリアルタイムで届きました。
臨場感はあるんだけど・・・逆にリアリティが薄れたというか。
そう,ヴィデオゲーム的なのです。
対岸の火事と言いましょうか。
原発の運用はヴィデオゲームではあかん!
思う所存でございます。
(作業をロボット操作で行う際,キャメラの画像を見ながらコントロールすることを「ヴィデオゲーム」と言っているわけではない)
これくらいの規模の事故でこれだけ多くの影響(被害)が生じるのです。
日頃から,国民は「お客様」ではなく「運営者」「共存者」(運命共同体)として自覚すべきです。
具体化!
本来,最初から「事故発生時」の対応として決めてあるべきだった点。
1 避難区域・管理区域の設定方法
2 放射性物質の拡散状況のアナウンス方法←放出量・気流状態・冷却に要する期間(複数パターンを想定)
3 農作物・魚介類の検査方法,出荷制限基準
USAではメイヤーとともに,市民が「避難訓練」をしています。という州があります。
「事故発生」から1ステージ戻して,「異常事態発生時」についても一言。
「異常事態」とは,「事故が発生するかもしれない」状態,例えば,地震・津波・隕石落下・飛行機墜落・テロなどの意図的攻撃など。
当然,バックアップというか複数の防御策があるはず。なのに欠けていたこと。
・電源に着目
1 メイン電源の外にサブ電源がある
→しかし大本が同じ。少なくとも大規模な震災で外部からの電源がこのような状態では両方NGとなることは想定される。
2 ディーゼル発電機がある
→場所どこよ?同じ敷地内。しかも防水処理なし。
→地震の揺れ・津波で水来る,飛行機その他の落下物,どのケースでも「共倒れ」前提。バックアップの意味なし。少なくとも数キロ離れた位置に設置しないと。
3 電源車が駆け付ける
これは良いけど。プラグが合わないってのは「バックアップとして位置付けていない」としか言いようがない。
なお,このプラグ入らない騒動の際「おいっ!電気屋呼んでくれ電気屋!・・・あっ,うちらだ」というやりとりがあったとかいうことも報道されていません。
4 電源不要にする
そもそも電力がなくても冷却できるよう,建屋の上部に巨大水タンク設置などのミラクル発想もありました。
そもそも設計が不十分なのです。保安院の検査って何でしょう。
重要なのは,「運転ミス」というよりも「想定内の自然現象により事故が起きるモノに合格を出したこと」なのです。
以上書いた問題点は,どれも難しくないですよね。物理の専門的知識不要なレヴェルですよね。
しかも,このような発想・指摘は以前からありました。
問題は,それが国民に知らされていない,ということです。
もうちょっと言えば,「知る権利」ではなく「知る義務」があると思います。
とは言っても,気を抜くと「受け身」になりがちです。報道される情報だけが前提になりがちです。
情報統制というのは怖いですね!
テーマとズレ気味な終わり方にて!
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