原子核は禁断の実?~原発の原理~ | 法律を科学する!理系弁護士三平聡史←みずほ中央法律事務所代表

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大学では資源工学科で熱力学などを学んでいました。
科学的分析で法律問題を解決!
多くのデータ(事情)収集→仮説定立(法的主張構成)→実証(立証)→定理化(判決)
※このブログはほぼ法的分析オウンリー。雑談はツイッタ(→方向)にて。

みなさんこんばんは。
みずほ中央法律事務所の三平です。

昨日,また大きな地震が来ました。東北に。
電気が途絶えたエリアも多く。
東通原発&六ヶ所村再処理工場=外部電源オールオフ→ディーゼル発電機稼働

最後の砦!これが崩れると・・・ああ恐ろしい!
今日も素朴に物理中心。

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銅とアルミニウム,違いますよね。
10円玉と1円玉。
空想上,10円玉と1円玉を切り刻んでさらに切り刻んで・・・無限に切り刻むと・・・原子という粒になります。これは切り刻めません(原則)。
ところが!
原子の中にはいくつか粒があります。
陽子・中性子・電子 です。
これはがっちりしているのでそう簡単に壊せないのですが・・・
すごいワザを使うと・・・壊れるのです!
そうすると,2つに分かれます。当然,陽子・中性子・電子の数が違う2つのグループに分かれます。
それぞれが新たな(別の)原子,ということになります。
銅とアルミニウム,まったく別のモノかと思ったら,実は同じ粒からできていて,その粒の数の組み合わせが違うだけだったんです!驚きですね!
原子の中を一旦バラして組み合わせを変えると「別の物質」ができるんです。
中世なら 錬金術 です。

で,このような神様ががっちりお作りになられたモノを科学の力で壊しちゃうと・・・

放射能 が出てくるのです。
神の怒り??
ついでに,トータルの重さも変わります。質量保存の法則に反するですって??もっと上の法則があるのです。
相対性理論byアインシュタイン,です。重さがエネルギーに変わるのです(これ以上やめます)。

ちなみに,原子の中で陽子・中性子の塊を原子核と言います。
原子核を割ったり,逆にくっつけたりすることを核分裂・核融合と言っています。
このような核反応の際には,放射能だけでなく,熱がものすごい出ます。

この熱を使って電気作ろうよ! という発想で作られたのが原子力発電所です。

神の怒り?の放射能。
設計では そんなん,うまいこといなせるよ という発想でした。

言いたかったこと。
原子核のドアを開けるというのは禁断のエリアに入っているので。
絶対ダメ,ではないけど,ものすごい準備・対策を万全に取らないとアカン。
ということ。

※どこまで対策をすべきだったか,ということにより,法的責任が判断される。
 何とか法律の話しになったゾ。

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