クリスマスを間近に控えて街中が浮き足だった、とある平日の午後のことだった。

雪がちらつき始めた街での長時間の張り込みを終えたカークは、冷え切った体を自販機の紙コップのコーヒーで温めながら相棒の刑事のオットーと談笑し、職場であるパリ市警察の古い階段を登っていた。

「おう、ルーカスにオットー」

不意に声を掛けられてカーク達が顔を上げると、コートにマフラー姿の同僚の刑事が二人、ちょうど上の階から降りてくるところだった。

「これから聞き込みか?」
カークが訊くと、二人組の片方が肩をすくめて答えた。

「ああ、さっきラスパイユ通りで強盗があったんだ。これから行って来る」
横からもう片方が口を挟んだ。
「モニター室でフランシスが防犯カメラの映像見てるから、あとよろしくな」

「オッケ。今日は一段と冷えるから気を付けろよ」
とカークが言うと、
「メルシィ」
二人はカークとオットーの肩を軽く叩いて、
「雪か、本降りにならないといいが」
「今夜はホットワインで一杯やりたいな」
口々に言いながら階段を降りて行った。

彼らを見送って階段を登りきると、オットーは刑事課のドアを親指を立てて指差した。

「じゃカーク、オレはこのまま課長に報告して来る」
「ああ、頼む。オレはフランシスの様子を見てくるよ」

カークはオットーと別れ、廊下を進んでその突き当たりにあるモニター室の前に立つと、ドアをノックした。


※お読みになる前に一応御注意


この話はchanさんの素敵ノエル創作に
「ぜひイラストを描かせて♪」
とお願いし、描いているうちに小話が浮かんで作ったものです。

…がっ!
小説はめったに書かない上に、なぜかめちゃくちゃ重くて暗くなる文才のないましゅまろのこと。

今回も出来上がりを例えると、chanさんが美しき海の王者クジラなら、ましゅまろはエサのプランクトン。
完全に別物のコントになりました…。
(chanさんのファンの皆さんに怒られないか正直心配です)
それでもいいという方だけどうぞ。


こんなコラボというのもおこがましいトホホ企画を快くお許し頂いたchanさん、本当にありがとうございます。


ましゅまろ



皆さんお久しぶりです。

というか、今年になって初記事ということに自分でも驚いています。


ましゅまろの近況はといいますと、なうにも書きましたが、新年早々いきなりグループ内の別会社へ異動になりまして(左遷ではありません←笑)、えらいこっちゃになって、ストレスと体調不良でなんと妄想の泉が干上がってました。

シャルマリストのましゅまろが、よりによって白銀の君の誕生日創作を落とすなんて…。

まだ万全ではありませんが、なんとか復活ということで今年もよろしくお願いします。

ましゅまろ