『一生飽きない」ワイヤークラフト教室』
ワイヤーアーティスト MASAKOです。
趣味として始めたワイヤークラフト。
楽しくてどっぷりのめり込み、
流れにまかせて講師になって18年。
生徒さんの述べ人数は8000人近くになりました。
ワイヤークラフトに興味のある方にはもちろん、
全く知らなかった方にも、
手作りが好きな方にはもちろん、
不器用だと思っている方にも、
たくさんの方々にワイヤークラフトの楽しさを伝えてきました。
そんな私が、長くこの仕事を続けているからこそに生じた、
「作品の方向性」や「世界観」の迷いから答えを見つけていくまで
を、プロフィールから抜粋しました。
私がどんな思いでワークショップやレッスンを行っているのか、
読んで頂けると嬉しいです。
抜粋ですが、少々長いです。
お時間のあるときに是非。
私が習っていた当時、クラフト用のワイヤーは「自遊自在」という柔らかいワイヤーと、
生地とよばれる無着色のアルミワイヤーしかありませんでした。
作品に合わせて、いつもどちらかのワイヤーを使って作っていました。
教え初めの頃は「自遊自在」を多く使って
初心者向けの作りやすい作品や、子供向けの簡単な作品を作っていました。
また、この頃は先生の作品を参考にしていたので、
ハートのパーツや猫足をふんだんに使った、かわいらしい作品が多めでした。
しばらくして、茶色のアルミワイヤーが出来ました。
茶色好きの私は本当に嬉しくて、
このワイヤーを使ってたくさんの作品をデザインしました。
今でもこの茶色のワイヤーで作品を作っています。インテリアに一番合うと思います。
次に、少し大人っぽい、きれいな色味のアルミワイヤー3色が発売されました。
このワイヤーではエレガントな作品が作りたくなりました。
きれいなシャンパンゴールドの色に合わせて、
シンプルに線だけの作品や、モチーフを中心にした楽しい作品も作るようになりました。
「自遊自在」のメーカーからは、
「頑固自在」という固いワイヤーが商品化されました。
固いことで、強度の必要な作品や大きい作品が作れるようになりました。
細い線でも崩れないので、繊細な作品も生まれました。
それを使ってアクセサリー作りも始めました。
雰囲気のある小さな作品も作りました。
色々な資材とワイヤーを合わせた作品作りもしています。
他素材を合わせることで、ワイヤークラフトの可能性がさらに広がりました。
(今でも時間のある時には、ワイヤーと合わせられる新しい物はないかと、
色々なお店を見て探し回っています。)
使用するワイヤーの種類も違えば、作るデザインも色々。
合わせる資材も多種多様。
たまには可愛らしく。
たまにはエレガントに。
たまにはかっこよくシンプルに。
たまには面白く。
たまには実用的に。
気づけば、オリジナル作品は、200作品を超えました。
そしてふと、立ち止まりました。
「『私らしい作品』って、一体何なんだろう??」
私が教え初めた頃はまだまだ珍しかったワイヤークラフトでしたが、
今は作家さんもたくさん増え、ワイヤークラフト協会もいくつも出来ました。
情報の多いこの時代、
誰がどんな作品を作っているのか、すぐに目に入ります。
素敵な作品を作っている方も、独自の世界観を持っている方も、
本当にたくさんいらっしゃいます。
そんな皆さんと比べて、私の作品のあまりの節操の無さ。
それに少し愕然としながら、
「私独自のワイヤークラフトの世界観とは何なのか」
の答えを模索する、もやもやした日々が続きました。
生徒さんが教えてくれたこと
そんな日々でも、生徒さんはいつでも
「わー!!次の作品も素敵ですね!」
と言い続けてくれました。
作品作りに迷って新作が出来ずに、昔の作品を持ってきた時も、
「きゃー!!いつもとイメージ違って、これもすごく良いです!」
と言ってくれました。
思えば、生徒さん達はいつも、私のどの作品にも喜んでくれていました。
10年以上続けて下さっている方もたくさんいますが、
皆さん今でも作品を楽しみにしてくれています。
そうです。
生徒さんはいつも、私のファンでい続けてくれていたのです。
私と関係のない別の作家さんのことを考えるより、
ずっと一緒にワイヤークラフトを楽しんでくれている生徒さん達の方が大事。
それなら直接、生徒さんが私の作品をどう思っているのか聞いてみよう、と思いました。
生徒の皆さんに、私の作品の中から好きな作品をあげてもらったら、
なんと60種類もの作品に票が割れました。
生徒さんにはそれぞれ、好みの作品があり、みんな違っていました。
私の作品の特徴や魅力は何だと思うか、と聞いてみたら、
「毎回、新鮮さと驚きがあること」
「たくさんの手法を使った作品があること」
「ワイヤーだけでなく、ビーズや石などと組み合わせて
きれいさを引き立たせるデザインやアイデア」
「もう10年以上習っているのに全然飽きない。いつもどんな作品を作るのかとワクワクすること」
などの意見をもらいました。
そうか。
私の節操のない作品作りが、かえって魅力になっているんだ!
幸いにも、私はどこの協会にも属していない自由な身分、
使用するワイヤーのメーカーの縛りもありません。
自分の使いたいワイヤーを使いたい時に使えるのも、私の強みなのです。
私が18年かけて、その時その時にワクワクしながら作った、一貫性のない作品。
飽き性の私が、これだけ長く続けていられるのも、
毎回毎回、その時に作りたいものを生み出しているからに他ならないからなんだ!
と気付くことが出来ました。
だから飽きない。
だから飽きさせない。
ハートがたくさんの可愛らしい作品も、
猫足あふれるエレガントラインな作品も、
無骨な男前デザインの作品も、
くすりと笑える、モチーフ作品も、
あなたの「好き」と思える作品がきっとあります。
そして、その「好き」を手始めに、
ワイヤークラフトの楽しさを1人でも多くの人に伝えていきたいのです。
誰もが楽しめる「ワイヤークラフト」を目指して
でも、いくら「好き」「やってみたい」と思っても、
「上手く作る自信がない」とか、
「不器用だからできそうもない」
と思っている方が多い事も知っています。
「上手く作れるからこそ、楽しいし嬉しい!」 という事も良く知っています。
実際、私がそうでした。
私はみんなが上手く作れるように、作りやすい方法を色々考えるのが好きです。
制作過程を何度も何度もやり直します。
別の作りやすい方法はないか、どの実物大図がなぞりやすいか、
組み立てる順番は間違いないか、
何度も確認してレシピにし、講座の度にブラッシュアップしています。
正確なレシピが、「作りたい」というモチベーションにつながると信じています。
作りやすいレシピがあってこそ、上手く作れるのです。
作りやすいレシピがあれば、後で見返して自分でもう1度作ることも出来るのです。
上手く作れれば、絶対に何倍も楽しい。
難しそうな作品でも、完成すれば嬉しい。
一度、あなたの好きな作品を、私のレシピで作ってみませんか?
きっとあなたらしさがあふれる、あなただけの作品が、上手に作れるはずです。
そして、出来上がった「あなただけの作品」をみんなで比較し合って、
違いを楽しむことも、このワイヤークラフトの魅力なのだと思います。
「みんな違って、みんないい」
そんな思いで、たくさんの生徒さんと創る喜びを分かち合っています。
これからも、私が「作りたい」「好き」と思える作品を
一生飽きずに、作り続けていきたいと思います。
これからも、生徒さんが「作りたい」「好き」と思える作品を
「らしさ」を発揮してつくっていただける時間を作り続けていきます。













