さて、220E リミテッドとの出逢い1 の続きです。


2019年7月21日、小田原市内のとあるお店へ見に行った500E 、数分前にエンジンをかけて、少し走らせてきたとのことでしたが、いざ私たちがエンジンをかけてみようとしたところ、エンジンがかかりませんでした。

こんな金額(数百万円)で売りに出されているのに、普段全く動かしていなさそうだし、正直、商品として売る気がないのかなあ、とも感じられる保管の仕方などに、現存の台数もかなり少なくなりつつある車であれば、こういう事態もままあるのが現実か、と、早朝から高速道路を片道90-120分走らせてきたのにという残念な気持ちのまま、帰りの高速道路入り口へ向かう途中のことでした。


走行中で、たまたま、ふと左に視線を動かした瞬間、目に入ったのが、今回購入した、W124  220E リミテッドでした。


古めのメルセデスがこのお店にもあるんだ(この時は、他に置いてあったのは、他社メーカーの車種ばかりで、メルセデス・ベンツはこの1台でした。)という程度で、W124でも、あれは500Eではないし、と思いながら、数百メートル走り過ぎましたが、いや、さっき見たばかりの車とは違って、とても綺麗で、光っていて、何だか雰囲気がある車体だなあ、と、すごく気になりました。


これは、欲しい型式の500Eではなくても、どんな車なのかだけ見せてもらおう、と思い立ち、周囲の安全確認をして、Uターンし、そのお店にお邪魔しました。


たまたま初めてこの道を通ったのですが、なんだか、あの車が気になり、立ち寄りました、見せて頂けますか、とお店の方にお話したところ、快くすぐに見せてくださり、試乗もなさいますか?とのこと。



実は500Eが欲しくて探しているが、先ほど見てきたものは購入したいと思うに至らなかった、ということも伝え、後々この220Eを購入することになるとも想像していないまま、せっかくなので、試乗だけさせて頂くことにしました。



遠目で見て、外観にオーラがあった印象に違わず、やはり近くで見ても、外装もとても綺麗だし、内装も非常に綺麗なまま、ほぼノーマルの状態でした。フロントのウィンカー部分が、後期型の色に変更されていましたが、他は特に気になる部分もありませんでした。










運転席や後部座席に座ってみても、どこも綺麗な保存状態で、汚れや色褪せなども全く感じさせないものでした。


早速、試乗させて頂くと…この日は、とても暑い日でしたが、クーラーもとてもよく効くし、走りと乗っている時の安定感も心地よく、メルセデス・ベンツならでは、という印象。運転もさせていただきましたが、運転もしやすく、とても楽しませていただきました。


2オーナーで8万㎞程度、直前のオーナー様は、W124 がお好きで複数台所有されてきており、色々な所に手をかけながら乗るのが楽しみでもあったが、今後は280Eに注力して乗っていくとのことで、220Eは手放されたというお話でした。


試乗も楽しませて頂き、綺麗な車体で魅力的だなと感じたものの、いやいや、欲しいのは500Eだからなあ、と内心言い聞かせ、お店を後にしたのでした。


その3へ続く…。