2月5日に投稿した「無料くんに振り回されない方法とは?私はある方法で振り回されなくなりました!」では、基本的な考え方として、有料にすると無料くんに振り回されなくなる、という主旨の内容を書かせていただきました。
しかしながら、「無料」サービスを完全否定しているわけではありません。
無料相談にも、メリットもあるのです!
何しろ、「面談相談の“経験”を積むことができる」ということです。
有料ですと、なかなか相談が来ない時期もあるでしょう。そうなると、いつまでたっても“経験”を積むことができません。しかしながら、無料にすると、有料よりかは相談の申し込みが増えると思われます。
特に面談相談の経験を重ねたい!と思っている方からすると、無料相談を実施することによって、経験を得ることができるのかもしれませんね。
私が起業したのは20年以上前のことですが、当時、この「無料相談」をしたことによって、短期間に膨大な数の「相談」を受ける経験を積むことができました。これはこれで本当に勉強になったと思っています。
そうはいうものの、、、やはり、安易な無料サービスはお勧めしません。それではどうすればよいのか?
私が提案させていただくのは、「無料相談“会”」を開催することです。
つまり、「私は基本的には無料で相談は受けない。通常の相談料は〇万円かかる。しかしながら、自分を知ってもらうために、また、専門家に相談することに慣れていない方に対して、多少なりとも相談しやすく間口を広げる・・・という意味で、無料相談会を開催している」という何気ないアピールです。
相談者側は、「そうか、この先生は本来は有料なのかあ。しかしながら、相談会のときだけ無料でやっているのだな」って思ってくれるわけです。
それでは、具体的に無料相談会のやり方についてご説明しましょう。
たとえば、「毎週月曜日の午後に、1社45分の無料相談会を開催する」というイメージです。
「45分」という時間がポイントです。相談希望者には、事前にヒアリングシートのようなものをメールなどで送っておき、必要事項を記入していただいて、前日までに送ってもらいます。要は、相談をスムーズに進めるためです。
そして、時間は以下のような流れで行います。
<例>
12:45 受付開始(1人目)
13:00~13:45 相談(1人目)
13:45 受付開始(2人目)
14:00~14:45 相談(2人目)
午後から開始するとして、12時45分~13時の間にくらいに、一人目のご相談者がいらっしゃいます。
そして、13時頃から相談を開始して、このようにはっきりと伝えます。「13時45分までの相談になります。次のご相談が14時から始まりますので、何卒、ご理解ください。」
できれば、テーブルに時計を置いておきましょう。これもポイントですよ!
また、45分の相談時間といっても、多少の超過(50分くらい)はあるでしょうから、それも考慮して相談を進めてください。
13時45分を過ぎると、二人目の相談者がいらっしゃいます。事務所のインターフォンが鳴るかもしれませんね。(←これがポイントです!) 先生お一人の事務所だったら、ご自身がドアまで行くことになると思います。そして、待合椅子に座って待ってもらうのです。
そうすれば、お一人目のご相談者は、「あっ、次の人が来たんだな!」と気にしてくださって、相談時間をしっかりと守ってくれます。(一部、そういうことを気にしない人もいるかもしれませんが!!)
もし、14時から2人目の相談予約が入っていないとしても、「14時に次の相談者さんが来ますので・・・」ということを事前にしっかりと伝えておきましょう。
このように無料相談会を行えば、だらだらと無料相談が続くようなことはないと思います。なお、当然のことですが、面談相談の時間をコントロールできる先生は、このような気を使う必要はありません。
もし、相談者のペースに流されてしまって、ずるずると無料相談が長く続いてしまいそうだ・・・と思われる先生は、こういうやり方、ルールを決めて行うことをお勧めします。
そして、無料相談が終わったら、有料相談や具体的な支援の価格表など、必ず渡しておきましょう。また、「本日、次の支援のお申込みをされた場合は〇〇%オフにする」というような割引サービスを提案してもよいかもしれません。その気のあるご相談者には、その場で「申込書」を用意して、すぐに署名してもらいましょう。(←その場ですぐに!がポイントです。)
こういう「無料相談会」がきっかけで、一定の数のご相談者から、有料相談のお申込みを頂けるかもしれませんよね。
このように、無料サービスもやり方次第だと思います。無料と有料を使い分けることが重要だと思います。是非、工夫されてみてください!