「資金繰りに苦しんでいる社長さんから相談料を取るんですか?だって、お金がなくて苦しんでいるのに、どうやってお金を取るんですか?」
この質問よくされます。(苦笑)
このような質問ならよいのですが、捨て台詞のように「資金に苦しんでいる経営者からよく相談料なんて取れるな!ひでーやつだ。まじ引くわー」みたいなことを言われたこともあります。(これ実話です。)
資金調達/資金繰りを支援するコンサルタントなんて、この十年くらいで増えましたが、私がやりはじめた20年以上前は、ほとんどいなかったんです。今でこそ、資金調達や資金繰り、事業再生などのコンサルタントが認知されていますが、昔はそうではなかったですね。
だから、「相談料は〇万円です」っていうと、「はあー??」って顔をされるわけです。さらに、「こいつブローカー?それか、詐欺師だろ?」みたいに思われたこともありますよ(笑!
確かに、「資金繰りに困って相談に来る方からお金をとれるのか?」という論点は、とても素朴な疑問です。パラドックスでもあるかもしれません。
回答としては、「取れます」です。
相談料すら払わない方の相談は、基本的には乗れません。なぜならば、私はプロだからです。プロはただで仕事はしません。それでは、本当に無料では何もしないのか?といいますと、実際のところは、そんなことないのかもしれませんが・・・。
一つだけ言えることは、プロの力を借りようとする方は、たとえ資金繰りに苦しんでいても何とかして報酬を払います。そういう方は、どのような状況でも払うべき対価に関しては支払います。
また、支払わない方は、資金繰りに苦しんでいなくても、何事に対しても支払うことに躊躇される方だと想像いたします。
たとえば、弁護士さん。「困っている人から弁護士は報酬なんて取ったらいけない!」っていう考え方は成り立ちませんよね。弁護士会や自治体などで無料の相談会などは開催されているのかもしれませんが、(国の施策などを除いて)基本的には、困っているからといって弁護士さんは無料で仕事をしてくれません!
無料くんの話ではありませんが、結論としては、払うべき対価に払う社長さんはどういう状況であっても、ちゃんと払います。払いたがらない方は、常に払いたがらないんです。
そういうことだと思います!