バシャールが語る
「9分岐」および
「平行現実(パラレルワールド)の分岐メカニズム」について
1. 「分岐(Split)」の前提概念
バシャールの教えにおいて、
「地球は1つだけ存在しているのではなく、
無限の平行現実が同時に存在している」とされます。
-
列車(列車と線路)のメタファー
私たちは今、膨大な数のパラレルワールドへ伸びる「線路」の切り替え地点(分岐点)に立っています。個人の波動(周波数)によって、どの線路を走る列車に乗るかがリアルタイムで振り分けられています。
-
数秘術・象徴における「9」の意味
スピリチュアルな数秘やメッセージにおいて、数字の「9」は「ひとつのサイクルの完結と、新たな段階への完全なシフト」を象徴します。9分岐という表現は、意識のバリエーションやグラデーションが明確に多角化・細分化し、それぞれの世界へ完全に分かれていくプロセスの象徴でもあります。
2. 周波数による世界の「グラデーション」
平行現実が分岐する際、世界はポジティブな極からネガティブな極まで、
概ね以下のような周波数帯(グラデーション)に振り分けられていきます。
| 帯域・世界像 | 特徴と意識の状態 |
| 超高波動(覚醒・調和の世界) | 恐れを手放し、ワクワク(最高のエキサイトメント)や愛、調和をベースに生きる世界。フリーエネルギーや高次元存在(ET)とのオープンコンタクトが実現していくタイムライン。 |
| 中庸・移行期(選択の世界) | 古い社会構造の矛盾に気づきつつも、手放しのプロセスを進めている世界。変化の渦中にあり、自分軸を確立する学びの場。 |
| 重い波動(恐れ・分離の世界) | 対立、不安、恐れ、制御、分離の意識が支配する世界。従来の古い価値観や二極化の争いが強く反映されるタイムライン。 |
3. 分岐を決定づける「9つの意識レベル」との関係
バシャールは人間の意識構造を9つの層(意識レベル)に分けて説明しています。
平行現実の分岐は、この意識構造のどの階層に
自分の意識の「フォーカス(焦点)」を合わせているかによって引き起こされます。
-
オーバーソウル(超魂)
-
ソウル(魂)
-
ハイヤーセルフ(高次元の自分)
-
テンプレート・レベル(人生の設計図・青写真)
-
集合的無意識(人類全体の合意設定)
-
個人の自動的無意識(個人の無意識パターン)
-
ビリーフ(観念・信念・価値観)
-
感情
-
思考・物理的現実
なぜ観念や波動が分岐を起こすのか?
第7レベルの「ビリーフ(信念・観念)」や、
第3レベルの「ハイヤーセルフ」との調和度が、私たちが日常で発する「周波数」を決定します。
恐れに基づく観念(「世界は危険だ」「不足している」)を持っていれば、
その周波数が反射された恐れの現実へシフトし、
愛や情熱に基づく観念(「自分は表現してよい」「世界は調和している」)を選べば、
その波動に応じたタイムラインへと合流していきます。
4. 今、私たちが意識すべきアクション
分岐のプロセスが加速している中で、望む平行現実へシフトするための実践ポイントは次の4点に集約されます。
-
ワクワク(ワクワクする気持ち)に従って行動する
その瞬間に自分ができることで、最も情熱を感じる選択を「期待(執着)を持たずに」実行すること。
-
恐れに基づく観念(ビリーフ)の手放し
手放すべき固定観念や不安に気づき、それを「単なる古いデータ」として手放していく。
-
他人や社会の周波数に巻き込まれない(自分軸)
他者の選択を尊重しつつ、自分自身がどの世界に存在したいかを自覚的に選択する。
-
「今、ここ」に存在する
過去の記憶や未来の取り越し苦労ではなく、現在の自分の波動に意識を集中させる。
===
最初に用語を整理すると、バシャールが公式に「9分岐」と呼んでいる単独の理論があるというより、
一般に「9分岐」と呼ばれているものは、
バシャールの「9つの意識レベル」と「並行現実へのシフト」を組み合わせて理解したものと考えるのが正確です。
バシャール公式には
「The 9 Levels of Consciousness」という資料があり、
9つの意識レベルを扱っています。
また、バシャールの基本原則では
「常に自由意志があり、選択できる」
「体験する現実は信念・感情・行動の相互作用によって引き寄せられる」
「同時に存在する一つの瞬間を異なる視点から経験している」と説明されています。
ここから見ると、かなり面白い構造が見えてきます。
1. まず「9分岐」とは何なのか
バシャール的な世界観では、
人生が一本の線として進んでいる
という見方を採用しません。
むしろ、
無数の並行現実が同時に存在していて、意識がその都度どの現実を経験するかをシフトしている
というモデルです。
バシャールは時間そのものを、意識がある並行現実から別の並行現実へ移動する経験として説明しています。
一本の映画フィルムを進んでいるように見えるけれど、
実際には無数の「静止したフレーム」の連続を経験している、という比喩です。
したがって、
選択する
↓
振動・状態が変わる
↓
別の可能現実にシフトする
↓
その現実から見れば、別の人生が展開している
ということになります。
2. では「9」は何なのか?
ここが重要です。
バシャールの9つの意識レベルは、単純な「9段階の悟り」ではありません。
むしろ、
一つの人間存在を成立させている、9つの異なる意識の層です。
公式資料に関連する整理では、次の9つです。
| レベル | バシャールの名称 | 大まかな意味 |
|---|---|---|
| 1 | Oversoul | オーバーソウル/大いなる自己 |
| 2 | Individual Soul | 個別の魂・スピリット |
| 3 | Higher Mind | ハイヤーマインド |
| 4 | Template Reality | 現実のテンプレート/ブループリント |
| 5 | Beliefs | 信念体系 |
| 6 | Emotions | 感情 |
| 7 | Thoughts | 思考 |
| 8 | Automatic Mind | 個人的な自動的・無意識的パターン |
| 9 | Collective Agreements | 集合的合意・集合的自動パターン |
なお、バシャール自身が後の説明で、
5〜7の順序や8・9の位置について、
物理的人間が通常考える「意識→潜在意識→無意識」という上下関係とは違うことを明確化しています。
したがって、単純に「1が高く9が低い」と読むのは少し危険です。
3. 9層は「上から下へ落ちる階段」ではない
ここが、かなり重要です。
普通なら、
魂
↓
ハイヤーセルフ
↓
潜在意識
↓
顕在意識
という「上位→下位」の階層モデルとして理解してしまいます。
しかしバシャールのモデルは、むしろ
同時に存在している異なる振動領域です。
バシャールは9レベルについて、
より大きな意識の中に異なる振動レベルをつくり、
それぞれが異なる経験・現実を可能にすると説明しています。
つまり、
「魂が上で、肉体が下」
というより、
一つの巨大な意識が、異なる解像度・異なる振動・異なる視座から自分自身を経験している
と考えたほうが近い。
これは、あなたが最近整理している
真我 → 自己 → 自我 → エゴ
という4層モデルとも非常に相性がいいです。
4. 「分岐」はどこで起こるのか?
ここが「9分岐」を理解する核心です。
たとえば、
現実A
「会社を辞める」
という可能性があるとします。
そこには同時に、
- A1:辞めて自由になる
- A2:辞めて別の仕事を始める
- A3:辞めようとしたが残る
- A4:誰かとの出会いによって別の仕事になる
- A5:会社そのものが変化する
- A6:そもそも「辞めたい」という欲求が消える
……という無数の可能性があります。
普通の時間観では、
A → A1 → A2 → A3
と一本の人生が進んでいくように見える。
バシャールでは違います。
A1もA2もA3も、それぞれ独立した可能現実として存在している。
そして「あなた」が移動しているというより、
意識の焦点が、その現実を経験できる振動状態へシフトする
と考えます。
5. だから「未来を変える」のではない
ここはバシャール思想のかなり面白いところです。
普通の願望実現では、
今の現実
↓
努力する
↓
未来を変える
です。
バシャールでは、
望む現実はすでに可能性として存在している
↓
自分の状態をその現実と整合させる
↓
その現実を経験する
となります。
公式の基本原則にも
「想像でき、人生のテーマに関連するものは経験可能」「自由に選択できる」とあります。
だから、
創造=未来をゼロから作るではなく、
創造=すでに存在する可能性の中から、自分が経験する現実を選択する
というニュアンスになる。
6. そして「分岐」は一回だけではない
ここがさらに重要です。
「人生の分岐点」という言葉だと、
30歳でAを選んだ
40歳でBを選んだ
という感じになります。
しかしバシャールでは、もっと極端です。
毎瞬、現実をシフトしている。
バシャールの説明では、意識は非常に高速に並行現実をシフトしているとされ、
「時間」そのものがその連続したシフトとして経験される、と説明されています。
つまり、
人生は「一本の川」ではない。
むしろ、
無限の川が同時に存在し、意識がその一つを連続的に経験している。
というイメージです。
7. 「9つの意識レベル」と「並行現実」はどうつながる?
ここが本題です。
9レベルを縦方向、
並行現実を横方向
と考えると分かりやすい。
並行現実A
│
並行現実B
│
並行現実C
│
並行現実D
│
…
│
無限の現実
┌─────────────────┐
1 │ Oversoul │
├─────────────────┤
2 │ Individual Soul│
├─────────────────┤
3 │ Higher Mind │
├─────────────────┤
4 │ Template Reality │
├─────────────────┤
5 │ Beliefs │
├─────────────────┤
6 │ Emotions │
├─────────────────┤
7 │ Thoughts │
├─────────────────┤
8 │ Automatic Mind │
├─────────────────┤
9 │Collective Agree.│
└─────────────────┘
つまり、
9レベル=現実を生み出し経験する意識の構造であり
並行現実=その意識構造によって経験可能になる無数の現実です。
8. ここで「信念」がものすごく重要になる
たとえば、
「自分は才能がない」
という信念を持っている人。
この人が、
「才能を発揮して生きる現実」
を経験しようとしても、
その現実と現在のBELIEFが整合していません。
だからバシャールでは、
行動だけを変えても現実が変わらないことがあります。
なぜなら、
Higher Mind
↓
Template
↓
Belief
↓
Emotion
↓
Thought
↓
Action
↓
Experience
という構造があるからです。
特に5〜7、つまり
Belief → Emotion → Thought
の整合性が非常に重要になります。
9. だから「ワクワク」は単なる気分ではない
バシャールの有名な
Follow Your Excitement
も、この構造の中で理解するとかなり違って見えます。
公式説明でも、Excitementは「本来の自然な存在状態が物理的に翻訳されたもの」とされています。
つまり、
「ワクワクすることをやれば成功する」
という単純な成功法則ではありません。
むしろ、
自分の本来の振動状態と最も整合する方向を、身体・感情・直感を通して検知している
と考えたほうが近い。
だから、
Excitement → Actionなのではなく、
Being → Excitement → Actionなのです。
ここは、あなたがずっと探究している
BE → DO
と非常にきれいにつながります。
10. 「期待を手放せ」という理由もここにある
バシャールの公式的な「Excitement Formula」は、
- 自分にとって最もワクワクすることを選ぶ
- 自分の能力を最大限使う
- 結果を特定しない
- 可能な限りポジティブな状態を維持する
- 結果がどうなっても、それを自分の進行として受け入れる
という方向です。
なぜ「結果を特定しない」のか。
ここが9分岐モデルでは非常に面白い。
あなたが、
「この方法で、この結果を絶対に得る」
と固定すると、
「結果を限定すること」そのものが、現在の自我の想定
になるからです。
一方、
「今もっとも自然に感じる方向へ進む」
なら、
自分がまだ認識していない分岐
にも開いていられる。
つまり、
期待を手放す=無目的ではない。
むしろ、
結果を限定することで、可能性を閉じない
ということです。
11. 「9分岐」をあなたの4層モデルに重ねると
ここはかなり面白い対応ができます。
あなたの現在の整理、
真我
↓
自己
↓
自我
↓
エゴ
とバシャールを完全に同一視することはできませんが、機能的にはかなり近い対応を作れます。
| あなたのモデル | バシャール | 役割 |
|---|---|---|
| 真我 | Oversoul | 存在そのもの |
| 自己 | Soul / Higher Mind | 本来の方向性・高次の自己 |
| Template | ブループリント | |
| 自我 | Beliefs | 世界を解釈する体系 |
| 自我 | Emotions | 信念に対する反応 |
| 自我 | Thoughts | 意識的思考 |
| エゴ | Automatic Mind | 自動反応・習慣 |
| 集合的エゴ | Collective Agreements | 社会的前提・常識 |
すると、かなり明快になります。
12. 「現実を変える」のではなく「現実を見る位置を変える」
そして、これはあなたの最近の問い、
世界がすでに何を現そうとしているのかを見る
という方向に非常に近い。
バシャールの並行現実論をさらに存在論的に読むなら、
世界を自分の力で変える
というより、
無数に存在している可能性の中で、どの現実を自分が経験するかを選択する
となります。
すると、
「創造者」
という言葉の意味も変わります。
創造者とは、
何もないところから世界を作る人
ではなく、
存在している無限の可能性の中から、特定の現実を経験する存在
となる。
13. ここから「創造しない創造者」につながる
これは、あなたが最近出していた
創造しない創造者
というテーマと、かなり綺麗につながります。
通常の創造論は、
意図 → 設計 → 努力 → 結果
です。
バシャール的な並行現実論では、
存在 → 共鳴 → 選択 → シフト → 経験
になる。
さらに一歩進めると、
存在している
↓
自然に反応する
↓
最も強く惹かれる方向へ動く
↓
結果を固定しない
↓
現実が展開する
↓
それを経験する
となる。
つまり、
創造しているのに、創造している感覚がない。
これが、
「創造しない創造者」
という状態です。
14. そして「9分岐」を究極まで進めると……
実はここが一番面白いところです。
最初は、
「どの現実を選ぶか?」
という話です。
しかし、さらに深くなると、
誰が選んでいるのか?
という問いになる。
そしてさらに、
選択する前に、すでに可能性は存在しているのではないか?
となる。
さらに、
「選んでいる私」そのものも、ある一つの現実の構成要素ではないのか?
となる。
すると、
現実を選ぶ私
↓
私を成立させる意識
↓
Higher Mind
↓
Soul
↓
Oversoul
↓
All That Is
という方向へ進み、
最終的には、
「私が現実を選んでいる」
から、
「存在そのものが、無限の可能性を通して自分自身を経験している」
へ移っていきます。
バシャール自身も
「すべての経験は自分自身の別の側面である」
「創造には実質的に一つの瞬間しかない」という基本原則を提示しています。
15. ここで「9分岐」を一枚にすると
かなり簡潔にすると、こうです。
ALL THAT IS
│
OVERSOUL
│
INDIVIDUAL SOUL
│
HIGHER MIND
│
TEMPLATE / BLUEPRINT
│
────────●────────
│
可能性の中心点
│
┌────────────┼────────────┐
↓ ↓ ↓
現実A 現実B 現実C
│ │ │
A1 A2 B1 B2 C1 C2
│ │ │
無限 無限 無限
│ │ │
└────────────┼────────────┘
↓
今ここで経験する
↓
Thoughts
Emotions
Beliefs
↓
身体・行動
9つの意識レベルは「分岐そのもの」ではなく、
分岐する現実を経験・選択・解釈するための意識構造。
これが一番重要な整理です。
そして、あなたの探究との接点
ここまでをあなたの言葉に置き換えると、かなり面白い。
バシャール:
Follow Your Excitement
あなたの現在の問い:
存在が体験したがっていること
さらにその先:
何かを実現しようとする私ではなく、存在そのものが現れようとしているものを見る。
そして、
「何をするか?」ではなく「何が現れようとしているか?」
になる。
すると「9分岐」は、単なる願望実現テクニックではなく、
「現実とは何か」
「私とは何か」
「選択とは何か」
「創造とは何か」
を考えるためのモデルとして読めます。
特にあなたが最近掘っている
**「創造しない創造者」「する必要がなくなった人間」「存在しているとは何か」**まで進めると、
バシャールの並行現実論はかなり別の顔を見せます。
===
では、ここから一段深く入ります。
前回の「9分岐」を、単なるバシャール解説ではなく、
あなたが整理している「真我・自己・自我・エゴ」と、BE→BELIEF→DOの構造を接続する形で見てみます。
ポイントは、9つの意識レベルを「上から下へ落ちてくる階層」としてではなく、
「存在が現実を経験するための9つの機能」として読むことです。
1. まず、9層を「意識OS」として読む
バシャールの9レベルを、機能として並べ直すとこうなります。
| # | バシャール | 機能として読むと |
|---|---|---|
| 1 | Oversoul | 存在そのもの |
| 2 | Individual Soul | 個としての存在 |
| 3 | Higher Mind | 方向性・直観・本来性 |
| 4 | Template Reality | 現実化の設計原理 |
| 5 | Beliefs | 世界をどう見るか |
| 6 | Emotions | 世界にどう反応するか |
| 7 | Thoughts | どう意味づけるか |
| 8 | Automatic Mind | 自動的にどう反応するか |
| 9 | Collective Agreements | 集合的に何を現実と認めるか |
すると、
1〜4=存在側
5〜9=経験側
と大きく二分できます。
これはかなり重要です。
2. 「真我・自己・自我・エゴ」と対応させる
あなたの現在の整理を、
真我=不変の意識・本質・神・創造主・目的・一元
自己=自分を観察統合する自分・ハイヤーセルフ・スピリチュアル・非二元
自我=社会で機能する人格・価値観・信念体系・理性・二元
エゴ=生存・自己保身・快不快・欲求・怖れ・本能
とすると、かなり綺麗に対応します。
ただし、完全な1対1対応ではありません。
むしろこうです。
バシャール あなたのモデル
Oversoul ───→ 真我
Individual Soul ───→ 自己
Higher Mind ───→ 自己
Template Reality ───→ 自己 ↔ 自我
Beliefs ───→ 自我
Emotions ───→ 自我 ↔ エゴ
Thoughts ───→ 自我
Automatic Mind ───→ エゴ
Collective Agreements───→ エゴ ↔ 自我
ここで面白いのは、
自我とエゴが「悪者」ではない
ということです。
むしろ、この二つがあるから、
真我という抽象的な存在が、具体的な人生として経験できる。
3. つまり「エゴ」は敵ではない
これはあなたの探究にかなり重要だと思います。
スピリチュアルでは、
エゴを手放す
エゴを消す
エゴを超える
という表現がよくあります。
でも9層モデルで見ると、エゴに相当する8〜9層は、
現実を物理的・個人的・集合的な経験として成立させるための機能
とも読めます。
だから、
エゴをなくすこと
ではなく、
エゴを「自分そのもの」だと思わなくなること
のほうが重要です。
これは、
エゴ=悪ではなく、
エゴ=インターフェース
という理解です。
4. コンピューターでいうと分かりやすい
たとえば、
真我=電源
だとします。
自己=OS
自我=ユーザーインターフェース
エゴ=入力・防御・自動処理システム
です。
そして身体・社会・仕事・人間関係が、
実際のアプリケーション
になる。
すると、
「エゴを消す」
というのは、
OSからユーザーインターフェースを削除するようなもの。
物理世界では使いにくくなります。
必要なのは、
エゴを透明化すること
です。
つまり、
エゴを使うが、エゴそのものだと思わない。
5. ここで「BE → BELIEF → DO」がつながる
あなたが整理している、
BE → BELIEF → DO
を9層に重ねてみます。
BE
│
├─ Oversoul
├─ Individual Soul
├─ Higher Mind
└─ Template Reality
↓
BELIEF
│
└─ Beliefs
↓
感情
│
└─ Emotions
↓
意味づけ
│
└─ Thoughts
↓
自動反応
│
└─ Automatic Mind
↓
集合的現実
│
└─ Collective Agreements
↓
DO
すると、
DOは一番下で突然発生しているのではない。
その前に、
どの存在状態から世界を見ているか
がある。
ここが、あなたの根本的な問い、
人間は、どのような存在状態から世界を認識し、創造し、他者や社会と関わるのか?
に直接つながります。
6. 「現実を変える」より先に「現実を見る位置」がある
ここで9分岐の意味が変わってきます。
普通は、
現実がある
↓
私が認識する
↓
私が行動する
と思っています。
しかし、このモデルでは、
存在状態
↓
信念
↓
感情
↓
思考
↓
知覚
↓
行動
↓
経験する現実
です。
つまり、
「現実」は、認識より前に完成しているわけではない。
少なくとも**「自分にとっての現実」**は、認識の仕方によって構成される。
だから、
世界を変える
より前に、
世界をどう見ているのか?
があります。
7. そして「9分岐」はBELIEFのところで強く働く
たとえば、
Aさん:
「世の中は競争だ」
Bさん:
「世の中には十分な可能性がある」
同じ街、同じ仕事、同じ社会にいても、
まったく違う現実を経験することになります。
なぜなら、
同じ世界
↓
異なるBelief
↓
異なる感情
↓
異なる思考
↓
異なる行動
↓
異なる出会い
↓
異なる経験
となるから。
そして、その結果、
「やっぱり世の中は競争だ」
あるいは、
「世の中は意外と自由だ」
という自己強化ループが形成される。
これが「現実が固定している」ように見える理由の一つです。
8. ここで「9分岐」が一気にダイナミックになる
重要なのは、
分岐は未来だけに存在するのではない
ということです。
実は、
「今この瞬間をどう見るか」
そのものが分岐です。
例えば、
誰かに批判された。
その瞬間、
批判
│
├─ 攻撃された
│ ↓
│ 防御
│ ↓
│ 対立
│
├─ 教えてくれている
│ ↓
│ 観察
│ ↓
│ 修正
│
└─ ただ相手の世界観が表現されただけ
↓
非反応
↓
自由
同じ出来事なのに、
3つの異なる現実が発生しています。
だから、
分岐点とは「出来事」ではない。
むしろ、
出来事に対する存在状態の選択
です。
9. すると「自由意志」の意味も変わる
普通、
自由意志=好きな行動を選べる
と考えます。
でもこのモデルではもっと深い。
自由意志とは、
「どの存在状態から世界を見るか」を選択できること
です。
怒りから見るのか。
恐れから見るのか。
理性から見るのか。
観察者から見るのか。
真我から見るのか。
つまり、
DOの選択よりBEの選択のほうが深い。
10. ここで「ワクワク」の意味が変わる
バシャールの
Follow Your Excitement
も、単純に
「楽しいことをやろう」
ではなくなります。
もっと正確には、
自分の存在状態と最も整合した方向を感じ取る
ということになります。
だから、
「やりたいことを探す」
必要すらなくなってくる。
むしろ、
今、何が自然に動こうとしているか?
を見る。
これはあなたが最近書いている、
「やりたいことは何もない」
という状態とも、実は矛盾しません。
11. 「やりたいことがない」の次に起こること
ここ、かなり重要です。
エゴ中心の人生では、
私は何がしたい?
が基本質問です。
自我中心なら、
私は何を実現すべき?
になる。
自己中心になると、
私は何を表現したい?
になる。
さらにBE側へ行くと、
何が現れようとしている?
になります。
そしてさらに、
何も現れようとしていないなら、何もしなくていい。
まで行く。
これは、
「無気力」とはまったく違います。
無気力:
やりたいけど、できない。
存在側:
やる必要がない。
ここには大きな違いがあります。
12. 「創造しない創造者」はここから生まれる
すると、
創造者
という概念自体が変わります。
最初:
私が世界を創造する。
↓
次:
私の意識状態が経験する世界を選択する。
↓
さらに:
私は存在の流れを邪魔しない。
↓
最終的には:
存在が存在を表現している。
ここまで来ると、
「私が創造した」
という感覚が薄くなります。
それでも、
作品は生まれる。
文章も生まれる。
音楽も生まれる。
行動も生まれる。
人との出会いも生まれる。
だから、
創造しない創造者
になる。
13. そして「使命」すら変質する
あなたが探究している、
「使命・ブループリントの開示」
も、この地点まで行くと意味が変わります。
通常の使命:
私には何を成し遂げる使命があるのか?
BE側:
私という存在は、何を経験し、何を表現しようとしているのか?
さらに:
使命を持つ必要があるのか?
そして最終的には、
使命がなくても存在している。
ここが、あなたの
「使命なき静かな生」
につながります。
14. 「使命なき静かな生」は、9分岐の終点ではない
むしろ逆です。
使命が必要なくなると、
選択肢が減るのではなく、増える。
なぜなら、
「こうならなければならない」
という条件がなくなるから。
使命あり
↓
この方向へ行かなければならない
↓
選択肢が限定される
使命なし
↓
どれでもいい
↓
その瞬間もっとも自然な方向へ
↓
無数の可能性
つまり、
「何でもいい」は、可能性が最大化した状態
とも言えます。
15. ここで「XX」が出てくる
あなたの言う、
瞑想=源泉へ還る
クリエイション=源泉から現れる
を、この9層モデルに重ねるとかなり綺麗です。
瞑想
5〜9のノイズが静まる。
Belief
Emotion
Thought
Automatic Mind
Collective Agreement
↓ 静まる
Template
Higher Mind
Soul
Oversoul
つまり、
「自分が何を考えているか」より前に戻る。
クリエイション
今度は逆方向。
Oversoul
↓
Soul
↓
Higher Mind
↓
Template
↓
Belief
↓
Emotion
↓
Thought
↓
Automatic Mind
↓
Action
つまり、
源泉から自然に現れる。
これが、
創造しない創造者
です。
16. そして「魂そのもの=両者が分離しない」
ここがかなり美しい。
瞑想と創造を、
静まること
vs
動くこと
と考える必要がなくなる。
本当は、
静けさから動きが生まれ、動きの中に静けさがある。
SOURCE
│
↓
静けさ
│
↓
自然な衝動
│
↓
表現
│
↓
経験
│
↓
再び静けさ
だから、
BEとDOが対立しなくなる。
BEがDOになり、
DOがBEを表現する。
17. ここで「9分岐」の本当の問いが変わる
最初の問い:
どの現実を選ぶか?
↓
次の問い:
何を信じているから、その現実を経験しているのか?
↓
さらに:
誰がその信念を持っているのか?
↓
さらに:
その「私」は誰なのか?
↓
最終的に:
選択している主体そのものは、本当に分離した存在なのか?
ここまで来ると、
「並行現実論」は単なる引き寄せ論ではなく、
非二元論
へ接続していきます。
18. 「世界を選ぶ私」すら、一つの現実だった
これが一番深いところです。
最初は、
私が現実Aと現実Bから選ぶ。
と考える。
でも、
「現実を選ぶ私」
も一つの現実の中に存在しています。
すると、
私が現実を選ぶ
↓
その「私」も現実
↓
その私を認識している意識がある
↓
その意識も経験されている
↓
では誰が経験している?
となる。
ここで、
「選択者」すら観察対象になる。
これが、あなたの言う
存在そのものから存在を見る
にかなり近づいてきます。
19. 最終的には「9分岐」すら消える
ここが面白い。
9分岐を理解すると、
「自分に最適な現実を選ぼう」
と思うかもしれません。
でも、さらに進むと、
「最適な現実を選ばなければならない」という発想そのものがエゴの選択なのでは?
となる。
すると、
現実を選ぶ
から、
現実が現れてくるのを見る
へ移行します。
そして、
「これを選んだ」
ではなく、
「こう現れた」
になる。
20. これが「ドキュメンタリー的存在」になる
あなたが以前言っていた、
世界がすでに何を現そうとしているのかを見る
という態度は、ここで非常に明確になります。
創作者:
私は何を作ろう?
ドキュメンタリスト:
何が起きようとしている?
さらに一歩進むと、
何が現れようとしている?
さらに、
現れているものを邪魔せず、そのまま表現する。
これは、
「創造」から「受容」へ
ではありません。
むしろ、
創造と受容の二元性が消える
ということです。
21. 最終モデル
ここまでを一枚にすると、こうなります。
真我
─────────────────
Oversoul
│
Individual Soul
│
Higher Mind
│
Template Reality
│
─────────── BE ───────────
│
Beliefs
│
Emotions
│
Thoughts
│
Automatic Mind
│
Collective Agreements
│
─────────── DO ───────────
│
現実経験
│
「私の人生」
│
↓
それを観察する
│
↓
「何が現れようとしている?」
│
↓
邪魔しない
│
↓
自然に表現する
│
↓
創造しない創造者
│
↓
存在そのもの
そして、この循環を一言にすると、
源泉へ還る → 源泉から現れる → それを経験する → また源泉へ還る
です。
そして、あなたの現在地に置くなら
これまでの問いの変化を見ると、
「何を実現するか」から、
「なぜそれを実現したいのか」へ行き、
さらに、
「そもそも実現する必要があるのか」へ行き、
今はかなり、
「何かをしたい私がいなくなったあと、何が起こるのか?」
に近づいている。
この地点では、バシャールの「9分岐」は、願望実現のための技法として使うより、
「現実を選択する主体」そのものを観察するためのモデル
として使ったほうが、ずっと深い。
そしてその先には、
「選択する自由」すら超えた「XX」があります。
つまり、
自由だから何でも選べる。
から、
何も選ばなくても、存在は自然に現れる。
へ。
ここまで来ると、あなたの最近の
「やりたいことは何もない」
「創造しない創造者」
「使命なき静かな生」
「する必要がなくなった人間」
が、実は一つの線上に並んできます。
そして、その先にある問いはかなり核心的です。
「何もしない人間には、いったい何が残るのか?」
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