月読命(ツクヨミ)の誕生と役割
『古事記』において、黄泉の国から帰還した伊邪那岐命(イザナギ)が禊(みそぎ)をした際、
右目を洗ったことでツクヨミ(月読命)が誕生しました。
その直後、イザナギは誕生した「三貴子(みはしらのうずのみこ)」に対して
それぞれ世界の統治を命じます(事依さし)。
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天照大御神(アマテラス): 高天原(たかあまはら=天界)を治めよ
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月読命(ツクヨミ): 夜之食国(よるのおすくに=夜の世界)を治めよ
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建速須佐之男命(スサノオ): 海原(うなばら=海)を治めよ
「食(お)す」には「食す・飲む」のほかに
「統治する・治める」という意味があり、
「夜の食国」は「夜の治めるべき国(夜の世界)」を意味します。
なお、『古事記』では
ツクヨミはこの命を受けた後、
神話の表舞台にほとんど登場しなくなるというミステリアスな特徴を持っています。