「NHK俳句」の添削コーナーに選ばれて | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

今朝の話題は、俳句関連。

 

昨日の朝、放送されたNHK・Eテレの

 

『NHK俳句』番組についてだ。

 

実は、我が投稿句が同番組の

 

添削コーナーの対象となった。

 

今朝は、そのことについて。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

8月上旬、テレビマンユニオンの

 

某氏から電話があった。

 

彼によると、選者の岸本尚毅氏の

 

回には添削コーナーがあり、

 

拙句がその対象に選ばれたとのこと。

 

そこで、番組で取り上げることに

 

ついての承諾と、読み上げる際の

 

イントネーションについて訊かれた。

 

勿論、承諾し、「イントネーションは

 

お任せします。」と答えた。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

そして、昨日放送があった。

 

お題は、「水」。

 

 

     (NHKウエブサイトより借用)

 

 

★ 投稿した拙句

 

 末期水に応へぬ老猫夏の果て

 

        詠み人:樺風    

 

  (作句メモ:①

    筆者が高校1年生だったかの初夏に

    生まれた三毛の子猫。

    筆者が殆んど食事の世話をしたせいか、

    筆者に最も懐いていた。

    下校してくる筆者をほぼ毎日、

    敷地の芝などに寝転んで待っていた。

    筆者は、18歳の春から上京、

    帰省は年に数回のみとなったが、

    筆者を終生忘れなかった。

    25歳の時だったか、帰省した際、

    母から猫の死を告げられた。

    死に水を取ってやり、母屋裏手の

    柿の木の根元に葬ったとのこと。

    穏やかな死に顔だった由。)

   同:②

    拙句は字余りが初句と二句の2か所。

    「末期の水」が一般的だが、字数の関係で

    「末期水」としたもの。

    愛猫は前述のとおり天寿を全うしたが、

    中には夭逝する猫もいるので、「老」を

    付した次第。

 

★ 添削された句

 

 末期水に応へぬ猫夏の果

 

 

 解説は以下のとおり。

「末期水」は、一般には「末期の水」なので、

「の」を加えた。長く飼っていた猫だろうから

「老」を削り、切れ字の「や」を加え、字数を

整えた。そして、「果て」を「果」にした。


 以下、添削を受けた筆者の感想。

 

 添削の結果、初句は7字と原句よりも

 長くなった。(う~~ん。まあいいか。)

 二句は、「老」を省いて「や」を加えたので、

 字余りは解消された。(でも、「老」を

 残したいなァ。)

 なお、結句の「果て」を「果」とした

 ことについて。(「果」の表記は

 筆者の好みではないんだョ。) 

 

 最後に、BEFORE/AFTERについて、

 皆さんのご感想をお聞きしたい。

 

 

                <以上>

 

 

 

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諾(うべな)へぬこともときには黍嵐

 

           詠み人:樺風