(2024年5月&6月に詠める
<「日々のお題」等>)
5月、6月の2か月間に詠んだ
短歌と俳句のうちのいくつかを
以下に並べる。
例によって拙速なので、
手直しの可能性を残す。
注1:短歌の「日々のお題」は筆者が
適当に設定したものです。
注2:どれも(俳句も)、言葉遊びのつもりで
気楽に詠んでいますので、固いことは
抜きで。
注3:【別途】とあるのは、『NHK短歌』等へ
投稿済み/予定の歌/句です。
通常、投稿後1か月ほど経過後に
ここに載せます。
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★★日々のお題★★
(注:筆者が自ら設定した「お題」です。)
(【5月】※詠み込み必須※別名可)
風薫る五月に入れど山行きはしばしお預け今日も見舞ひに
(「図書館」関連)
進まない予約の順位に溜息が癒されないな妻の無聊は
(「こども」関連)
鯉幟いつしか増えて風に揺る南清里道の駅過ぐ
(「蜜蜂」関連)
【別途】
(「退院」関連)
看護師は何人だらう退院を前にお礼のお菓子を選ぶ
(藤)
穂志もえか演ずるふじと入れ替はるやうにフジコ・ヘミング旅立ちにけり
(「税金」関連)
新年度津波のやうに寄せて来る納税告知書気鬱が募る
(「ニュース」関連)
爽やかな緑風居間のテレビから聞いたことなき笹生優花の名
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(【6月】※詠み込み必須※別名可)
風にやや湿り気混ぢる六月よ妻に代はりて朝餉を炊ぐ
(「温度計」関連)
水底に眠れる藻屑に生気あり水温十五度今日は楽しみ
(「山吹」関連)
対岸の緑に黄色が点々と俄かに思ふ道灌の故事
(「騙す」関連)
【別途】
(「汗」関連)
腰屈め刈払機を洗ひをれば額に一陣夕風の吹く
(「英語」関連)
【別途】
(「新聞」関連 )
折込みのチラシを広げる真つ先に所帯じみたるリタイアラーは
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<<俳句>>
万緑の底にひつそり猫の墓
蛇の描(か)く八の字を避(よ)けリール巻く
立ち上がる彼女餡蜜そのままに
<以上>