今朝は、6日(土)の午後に
開催された表題のコンサートの
模様について。
なお、4月末開催の第128回は、
家内が入院中ゆえ欠席したので、
前々回(3月初め)以来だ。
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会場のみなとみらいホールの
建物に入ったのは14時30分を
1~2分過ぎたころ。
開場直後なので、行列がまだ少しだけ
残っていた。
(入り口手前の通路に
あったポスター)
プログラムを貰って、会場入り。
(ホール内の様子)
コンサートの概要は以下のとおり。
★ 出演者
● 指揮:秋山和慶氏
● ピアノ:アレクサンダー・ガジェヴ氏
★ 曲目
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ハ短調 作品37
(休憩)
● ブラームス:交響曲第4番 ホ短調
作品98
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14時50分頃から、ステージにて
恒例のプレトークがあった。
MCは、音楽評論家の舩木篤也氏。
ゲストは、本日指揮をする秋山氏。
トークの内容は、秋山氏の
ブラームスとの出会い等について。
最初にブラームスを聴いたのは、
小学生3、4年生の頃だったらしい。
曲は交響曲3番。
余り馴染めなかったそうだ。
ガジェヴ氏とは2023年に
共演したことがあるとのこと。
また、指揮者として大事なことは
との問いに、
相手に言葉でというより
手(目、身体)の動きで
心を伝えることと答えておられた。
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以下、本番について。
★ ピアノ協奏曲第3番について
最近は自宅でクラシック音楽を
聴くことから遠ざかっている。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲では、
やはり人気のある(?)第3番から
第5番が好きだ。
第3番も過去幾度となく聴いている筈だが、
どんなメロディだったか思い出せない。
よって、演奏を聴いて曲名を
当てるのは筆者には至難の技。
今回も、冒頭のヴァイオリンが奏でる
第1主題を聴いて、<ああ、この
曲だったか。>と思い出した次第。
皆さんが最も知りたい(であろう)
ガジェヴ氏の演奏内容については、
筆者の手に余るので、
全く触れない。
なお、アンコール曲は、ショパンの
マズルカ 嬰ハ短調 作品63-3
だった。
メロディにおぼろげな記憶があったので、
もしかするとショパンかなとは思ったが、
どの曲かは分からなかった。
★ ブラームス交響曲4番について。
この曲も耳にタコができるほど
聴いている。
それにしても、秋山氏、1941年生まれ
の御年84歳の筈なのに
お元気そのもの。
両曲合わせて80分近い
長時間、右腕を中心に左腕や
身体を動かし続けたのに、
特に疲れた様子は見受けられ
なかった。
ただ、ステージの中央から舞台の袖に
下がる際の歩みは些かゆっくり
されていて、お年齢(とし)相応に見えた。
なお、アンコール曲は、
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」
序曲 K492だった。
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今回のコンサートマスターは、
プログラムによると、
長原幸太氏という方だったようだ。
もしかしてN響初登場だろうか。
プログラムの団員リストによると、
● 特別コンサートマスター 篠崎史紀
● 第1コンサートマスター 郷古 廉
● ゲストコンサートマスター 川崎洋介
とあった。
ということは、長原氏は今回
助っ人として登場?
なお、第1コンサートマスター就任の
郷古氏は、これまで何度かオーチャード
定期に出演していた(筈)。
追って、コンサートマスターを
務めておられた伊藤亮太郎氏は
年度末に退団されたようだ。
(カーテンコール。アンコール曲
演奏のあと。)
<以上>
<参考>
★ アレクサンダー・ガジェヴ氏
1994年12月生。イタリア出身の
ピアニスト。
2015年、第9回浜松国際ピアノ
コンクール優勝。2018年、モンテカルロ
のワールド・ピアノ・マスターズ優勝。
2021年7月、第12回シドニー国際ピアノ
コンクール優勝。同年10月、第18回
ショパン国際ピアノ・コンクール第2位。
これまでに、ルイージ指揮RAI国立響、
ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管などと
共演。この6月にはメータ指揮フィレンツェ
5月音楽祭に登場。
(以上、プログラム及びwikiより)
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コンサートの余韻の道に紅蓮(べにはちす)
詠み人:樺風