昨日、最寄りの書店にて表題の
MOOKを購入した。
「日経おとなのOFF」シリーズの一冊。
昨日、15日(金)に発売されたばかり。
今朝は、ざっと目を通してみた
感想について。
(表紙)
(付録の『2024美術展80ハンドブック)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2024年は、今年以上に
美術展不作の年となりそうだ。
巻末近くの「ご意見番の美術展
ヒット予測」(注)における
編集者・美術評論家、山田五郎氏によると、
年間のラインアップを見渡すと、やや「薄い」印象が否めませんね。オルセーやメトロポリタンといった
大きな美術展からごっそり借りてくるような
展覧会が見当たりません。
とのこと。
(注:山田氏と明治学院大教授、
山下裕二氏との対談。)
大きな理由は、同氏によると、
「作品評価額の高騰と円安で
保険料が爆上がりして、海外の
美術館から借りにくくなっている
からのようだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
確かに、目次をざっと見した限りでは、
モネ、デ・キリコ、マティス、
ロートレック、雪舟、若冲等と
並ぶが、飛びきり素晴らしいと
思える美術展が少ないようだ。
洋画については、上掲の対談の中で
山田氏曰く、
2024年は「モネの大当たり年」
だそうだ。
具体的には、
★ 「モネ 連作の情景」展
1/28まで上野の森美術館、
2/10から大阪中之島美術館。
★ 「印象派 モネからアメリカへ」展
1/27~4/7 @東京都美術館
その後、郡山市立美術館、東京富士
美術館、あべのハルカス美術館へ巡回。
★ 「モネ 睡蓮のとき」展
10/5から。国立西洋美術館。
マルモッタン・モネ美術館から
来日の約50作品のほか、国内の
美術館所蔵の名品ら。
「モネ 連作の情景」には関心があるが、
以前記事に書いたとおり、
入場料がバカ高いので、
思案投げ首状態。
後二者には行ってみたいと
思っている。
その他は、
★ 「キュビズム展」
国立西洋美術館にて7/28まで
開催中。
その後は、3/20から京都市京セラ
美術館に巡回。
★ 「デ・キリコ展」
4/27から8/29まで。都美術館にて。
9/14からは神戸市立博物館にて。
などが候補だが、いまのところ
足を運んでもいいと思えるのは
それくらいか。
日本画については、筆者にとって
これといったものが見当たらないので、
割愛する。
できることなら、月いち程度は
美術展巡りをしたいのだが、
来年はふた月に一度程度に
なりそうな予感。
記事ネタ不足に拍車がかかりそう。
<以上>
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カレンダー不足解消の一助にとぴあより日経美術展誌は
詠み人:樺風
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