今朝は、昨日(8日(土・祝))の午後に
開催された第126回N響オーチャード定期
の模様について。
今回は、「東横シリーズ 渋谷⇔横浜
<ブラームス・チクルス>」
と銘打つ2023~24シリーズ
の2回目。
会場は、渋谷のオーチャードホール。
松の内は過ぎたが、東急本店跡地の
工事再開まで若干の日にちがあるようだ。
(注:今シリーズは、横浜みなとみらい
ホールと渋谷のオーチャードホールの
2会場を使って開催される。
オーチャードホールに隣接している
東急本店跡地の再開発事業に
伴うもの。
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指揮は準・メルクル、
ソプラノは森野美咲(もりの みさき)、
コンサートマスターは、郷古廉(ごうこ すなお)、
の各氏。
新春の回のソリストは、概ねソプラノ
になるようだ。
演奏曲目は、次のとおりだった。
(注:「※」は、ソリストと共演する曲)
★ デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
★ トマ:歌劇「ミニョン」よりポロネーズ
「わたしはティタニア」※
★ J.シュトラウスⅡ:常動曲 作品257
★ J.シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」
作品410 ※
(休憩)
★ ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
(プログラム(表紙))
(同・表紙を開いたところ)
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開場は、いつもどおり14時半。
その数分前に会場に到着、
殆んど待つことなく入場できた。
★ 開演前のプレトーク
ゲストは、指揮をする準・メルクル氏。
ナビゲーターは、通訳の女性が務めた。
今シーズンのナビゲーターは、
決まった方ではないのかも?
トークの内容は、演奏曲目について。
メルクル氏がまず話し、女性がそれを翻訳する
という形。
ブラームスの第1番絡みが多かった。
★ 本番
● 準・メルクル氏の指揮ぶりは、
仕草がはっきりしているので、
オケの引っ張り具合が分かりやすく、
見ていて楽しめた。
● 前半について。
「魔法使いの弟子」CDは持っているが、
ここ何年も聞いていないので、
初めて聴く感じだった。
森野さんの歌は、意味が取れないので
余り楽しめなかったが、熱演だった。
● 後半について。
ブラームスはよかったが、
筆者としては、4番の方が好みのようだ。
もう一つ、つまらぬことだが、
改めて気づいた。第1楽章の中ほどの
フレーズ、ゴジラのテーマに似ている
と思った。
● アンコール曲は、
J.シュトラウスII:ポルカ「狩りにて」。
(終演後のカーテンコールの様子)
演奏会の模様は、以上。
なお、次回は、3月2日(土)
横浜みなとみらいホールにて。
出演者は、
●指揮・クラリネット:アンドレアス・
オッテンザマー(ベルリンフィル・首席
クラリネット奏者)
●曲目:大学祝典序曲、クラリネット・
ソナタ第1番、ハイドンの主題による
変奏曲、ハンガリー舞曲集など。
<以上>
<参考>
主要出演者の略歴について。
★ 指揮:準・メルクル
1959年、ドイツ人の父と日本人の
母との間にミュンヘンに生まれる。
ハノーファー音楽院でヴァイオリン、
ピアノ、指揮を学んだあと、
チェリビダッケ、マイヤーに師事、その後
バーンスタイン、小澤征爾に学ぶ。
ザールラント州立劇場、マンハイム国立劇場、
リヨン国立管弦楽団の音楽監督、MDRライプツィヒ
放送交響楽団、バスク国立管弦楽団の首席
指揮者を歴任。2021年から台湾フィル
ハーモニックの芸術顧問、ハーグ・レジデンティ
管弦楽団の首席客演指揮者などに就任。
N響との関係も深い。
★ ソプラノ:森野美咲
岡山市出身。東京藝術大学を経て、ウィーン
国立音楽大学博士課程首席修了。2019年、
ウィーン・フィル夏のアカデミー「偽の
女庭師」の題名役、エットリンゲン音楽祭
『こうもり』アデーレ役、2022年、バーデン
市立劇場『椿姫』題名役など、多数出演。
近年は現代オペラにも力を注ぐ。
ウィーン在住。
(以上、プログラム、wikiより。)
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ゆつくりと歩く渋谷の雑踏を背後の杖の音確かめながら
詠み人:樺風
(渋谷17時半ころ)