N響オーチャード定期<第126回>に行って | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

今朝は、昨日(8日(土・祝))の午後に

 

開催された第126回N響オーチャード定期

 

の模様について。

 


今回は、「東横シリーズ 渋谷⇔横浜

 

<ブラームス・チクルス>」

 

と銘打つ2023~24シリーズ

 

の2回目。

 

 

会場は、渋谷のオーチャードホール。

 

松の内は過ぎたが、東急本店跡地の

 

工事再開まで若干の日にちがあるようだ。

 

 

 (注:今シリーズは、横浜みなとみらい

   ホールと渋谷のオーチャードホールの

   2会場を使って開催される。

   オーチャードホールに隣接している

   東急本店跡地の再開発事業に

   伴うもの。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

指揮は準・メルクル、

 

ソプラノは森野美咲(もりの みさき)、   

 

コンサートマスターは、郷古廉(ごうこ すなお)、

 

の各氏。

 

新春の回のソリストは、概ねソプラノ

 

になるようだ。

 

演奏曲目は、次のとおりだった。

 

  (注:「※」は、ソリストと共演する曲)

 

★ デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」

★ トマ:歌劇「ミニョン」よりポロネーズ

   「わたしはティタニア」※

★ J.シュトラウスⅡ:常動曲 作品257

★ J.シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」

   作品410

 

(休憩)

 

★ ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68

 

 

(プログラム(表紙))

 

(同・表紙を開いたところ)

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

開場は、いつもどおり14時半。

 

その数分前に会場に到着、

 

殆んど待つことなく入場できた。

 

 

★ 開演前のプレトーク

 

ゲストは、指揮をする準・メルクル氏。

ナビゲーターは、通訳の女性が務めた。

今シーズンのナビゲーターは、

決まった方ではないのかも?

トークの内容は、演奏曲目について。

メルクル氏がまず話し、女性がそれを翻訳する

という形。

ブラームスの第1番絡みが多かった。

 

 

★ 本番

 

 ● 準・メルクル氏の指揮ぶりは、

  仕草がはっきりしているので、

  オケの引っ張り具合が分かりやすく、

  見ていて楽しめた。 

 

 ● 前半について。

  「魔法使いの弟子」CDは持っているが、

  ここ何年も聞いていないので、

  初めて聴く感じだった。

    森野さんの歌は、意味が取れないので

  余り楽しめなかったが、熱演だった。

 

 ● 後半について。

  ブラームスはよかったが、

  筆者としては、4番の方が好みのようだ。

  もう一つ、つまらぬことだが、

  改めて気づいた。第1楽章の中ほどの

  フレーズ、ゴジラのテーマに似ている

  と思った。 

 

 ● アンコール曲は、

  J.シュトラウスII:ポルカ「狩りにて」。

  

 

 (終演後のカーテンコールの様子)

 

 

 

演奏会の模様は、以上。

                

 なお、次回は、3月2日(土)

 横浜みなとみらいホールにて。

 出演者は、

 ●指揮・クラリネット:アンドレアス・

  オッテンザマー(ベルリンフィル・首席

   クラリネット奏者)

 ●曲目:大学祝典序曲、クラリネット・

  ソナタ第1番、ハイドンの主題による

  変奏曲、ハンガリー舞曲集など。

  

 

 

              <以上>

 

 

 

<参考>

 

 

主要出演者の略歴について。

 

★ 指揮:準・メルクル

 1959年、ドイツ人の父と日本人の

 母との間にミュンヘンに生まれる。

 ハノーファー音楽院でヴァイオリン、

 ピアノ、指揮を学んだあと、

 チェリビダッケ、マイヤーに師事、その後

 バーンスタイン、小澤征爾に学ぶ。

 ザールラント州立劇場、マンハイム国立劇場、

 リヨン国立管弦楽団の音楽監督、MDRライプツィヒ

 放送交響楽団、バスク国立管弦楽団の首席

 指揮者を歴任。2021年から台湾フィル

 ハーモニックの芸術顧問、ハーグ・レジデンティ

 管弦楽団の首席客演指揮者などに就任。

 N響との関係も深い。

 

★ ソプラノ:森野美咲

 岡山市出身。東京藝術大学を経て、ウィーン

 国立音楽大学博士課程首席修了。2019年、

 ウィーン・フィル夏のアカデミー「偽の

 女庭師」の題名役、エットリンゲン音楽祭

 『こうもり』アデーレ役、2022年、バーデン

 市立劇場『椿姫』題名役など、多数出演。

 近年は現代オペラにも力を注ぐ。

 ウィーン在住。

 

 

       (以上、プログラム、wikiより。)

 

 

 

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ゆつくりと歩く渋谷の雑踏を背後の杖の音確かめながら

 

            詠み人:樺風

 

 

 (渋谷17時半ころ)