昨日は『NHK短歌』及び『NHK俳句』の
テキスト5月号の発売日だった。
そこで、二子玉川の書店まで出向いて
立ち読みした。
幸い、両誌ともに一首(句)ずつ
佳作掲載されていた。
なお、投稿は2月の上旬から
下旬にかけて。
(『NHK短歌』5月号)
(『NHK俳句』同)
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★ 短歌
川野里子氏選
(お題:「ひとり」または自由)
(佳作)
通帳をばしつと閉ぢて前を向くシングルマザーの意地の見せ時
★ 俳句
高野ムツオ氏選
(お題:「父」又は自由)
(佳作)
雪室を掘る父さんの縮んだ背
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以下、作歌/句メモ。
● 通帳を・・・
想像の産物。
筆者はこのところ、YouTubeの「馴れ初め」動画を
毎日のように見ている。
内容は、アラサーの未婚男性あるいはシングルファーザーと、
幼い子(双子も)を抱えたシングルマザーとの
馴れ初め話がすこぶる多い。
そこで、お題の「ひとり」を「シングル」に
読み替え、子連れシングルマザーが逆境に果敢に
立ち向かう姿を詠んでみた。
● 雪室を・・・
これも想像の産物。
1950年代後半ころのこと。
わが実家では、家の前の畑に堀った雪室にて、
大根だったか白菜だったかを保存していたことを
おぼろげながら記憶している。
それを踏まえ、年老いた男性が雪室をつくる様子を
父に見立てて詠んでみた。
<以上>