2023年2月に詠める Vol.1<基本> | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

2023年2月に詠める Vol.1<基本>
 

 
ブログ記事に添えたものです。
 
必要により見出しを付けています。
 
 
なお、<「日々のお題」等>や
 
「立春の前後に詠める(俳句)」は、
 

殆んど手つかず状態。

 

前者は3月分と合わせて掲載、

 

後者はお休みとなりそうな雲行きです。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
 

 

<<短歌>>

 

義母(はは)のためをちこち奔りしご褒美か鑑賞券を押し戴きぬ
 
(冷蔵庫の不調)
魂(たま)を消す悶えと身震ひ嘘のやう巣食つた氷塊削り落とせば
 
(日経連載小説)

紅心の大陸人は嫌ひだが白心時代の歴史は好む

 
(活躍の場)
春雪の中買い出しへせつかくのスタッドレスを嚢に入れむと
 
(シェーンブルン宮殿)
「ウイーンの市内が広がるあの先に」ガイドはグロリエッテ指しつつ
 
 
 
 
<<俳句>>
 
 
(HIMARIの演奏動画を見て)

春立つ日嘆きは午後に霧消せり

 

(家内の誕生日を度忘れ)

忙しさに物忘れする二月かな

 

(ド●ールにて)

アクリル板越しの乙女や菜の花忌

 
(記帳に出向いた帰りに)

無駄足もときによきもの梅の花 

 

鱈よりも合ふは鰆と籠に入る
 
二の午や指折り数ふお彼岸を
 
春うらら梅花を揺らすメジロかな
 
(義母の健診待ちに)
刻々と動く株価や春の雲
 
(松原湖高原にて)
ベランダの野鳥の餌にも春の雪
 
 
 
                <以上>