2023年2月に詠める Vol.1<基本>
ブログ記事に添えたものです。
必要により見出しを付けています。
なお、<「日々のお題」等>や
「立春の前後に詠める(俳句)」は、
殆んど手つかず状態。
前者は3月分と合わせて掲載、
後者はお休みとなりそうな雲行きです。
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<<短歌>>
義母(はは)のためをちこち奔りしご褒美か鑑賞券を押し戴きぬ
(冷蔵庫の不調)
魂(たま)を消す悶えと身震ひ嘘のやう巣食つた氷塊削り落とせば
(日経連載小説)
紅心の大陸人は嫌ひだが白心時代の歴史は好む
(活躍の場)
春雪の中買い出しへせつかくのスタッドレスを嚢に入れむと
(シェーンブルン宮殿)
「ウイーンの市内が広がるあの先に」ガイドはグロリエッテ指しつつ
<<俳句>>
(HIMARIの演奏動画を見て)
春立つ日嘆きは午後に霧消せり
(家内の誕生日を度忘れ)
忙しさに物忘れする二月かな
(ド●ールにて)
アクリル板越しの乙女や菜の花忌
(記帳に出向いた帰りに)
無駄足もときによきもの梅の花
鱈よりも合ふは鰆と籠に入る
二の午や指折り数ふお彼岸を
春うらら梅花を揺らすメジロかな
(義母の健診待ちに)
刻々と動く株価や春の雲
(松原湖高原にて)
ベランダの野鳥の餌にも春の雪