2023年1月に詠める Vol.2<「日々のお題」等>
ここ数日をかけて、何とか十数首を
まとめあげました。どうぞご覧ください。
なお、例によって、手直しの可能性が
あります。
注1:短歌の「日々のお題」は筆者自ら
設定したものです。
注2:どれも(俳句も)、言葉遊びのつもりで気楽に
詠んでいますので、固いことは抜きで。
注3:【別途】とあるのは、一応、
「日経歌壇」等に投稿予定の歌(俳句も)です。
(必要により更なる推敲を加えるので、
変身することたびたび。)
通常、投稿後ひと月経過後くらいに、
ここに載せます。
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<<短歌>>
★★日々のお題★★
(「元日」関連)
【別途】
(「初売り/初買い」関連)
淑気充つ不動尊にてお神籤を妻は大吉われは中吉
(「正月」関連)
【別途】
(「嬉しかったこと」関連)
起伏なきリタイアの日々楽し気な母子を乗せた自転車が過ぐ
(「イチゴ」関連)
国境の警備は箱根のごとくあれ新種の種苗は狙はれてゐる
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(「魚卵」関連)
「イクラ駄目、たらこはOK」調べても判らないままずつとそのまま
(「道」関連)
義母(はは)の入る施設探しにひた奔る義父(ちち)の見舞ひに通(かよ)つた道も
(「見る」関連)
【別途】
(「厚い/薄い」関連)
薄情と言はれてもよし半生を遊び呆けたキリギリスには
(「味わう」関連)
唇をすぼめて含むゆすらうめやさしくそつと労はるやうに
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(「食育」関連)
<SLURPに如かず日本のラーメンは>ややに認知が広き世界に
(「変化」関連)
アラ古稀にみえぬと言へり皆人が一向増えぬ鬢の薄霜
(「高/低」関連)
気に障ることは絶対言つてない不機嫌さうなくぐもり声に
(「牛肉」関連)
並ぶのは和牛ばかりに慨嘆すハヤシライスと決めたる夕べ
(「聞く/聴く」関連)
負け越しがつづく今日こそイーブンにBGMはラヴェルのボレロ
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(「触れる」関連)
急減速咄嗟に伸ばした手の先は柔らかな胸「あっ、すみません」
(「冷蔵庫」関連)
魂(たま)を消す喘ぎと身悶え嘘のやう巣食つた氷塊削り落とせば(再掲)
(「嗅ぐ」関連)
できるなら薔薇の香りが好ましい好きくないんだ腐つたチーズ
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★★路地裏短歌会★★
「自由詠」
思ふのも思はれるのもいまさらと独り手酌をカウンターの端に
(02/03作)
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<<俳句>>
無し。(「立春の前後に詠める(俳句)」
にて扱う。)
<以上>