【転載】「特集 わくわく博物館」(『てんとう虫』(2022.05))を読んで。 | 松原湖高原☆風だより

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松原湖高原(八ヶ岳・東麓)からお送りする
四季折々の朝風

 

今朝は、『てんとう虫』誌(UCカード

 

会員誌)最新号から、

 

表題の記事について。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「恐竜の雄叫び、生命の神秘、化石に遺跡、

 

天文や動物も魚も植物も!

 

先人たちの営みや発見・発明、

 

想像と創造がいっぱい。

 

過去と未来をつなぐワンダーランドへ、

 

さあ出発だ!」とのリード付き。

 

 

 

特集の構成は、以下のとおり。

 

 

★ 博物館 ワンダーの殿堂と

 伝統

 

    文:荒俣 宏 氏(作家・博物学研究家)

 

 博物館の誕生からその変遷/発展など、

 

 現代に至るまでの歴史を紹介。

 

 

★ あれもこれもみんな博物館

 

    文:栗原祐司 氏(京都国立博物館副館長)

 

  博物館とは何か。その定義や意味、

 

  そして魅力について、一般的な

 

  以下の10館種について解説し、

 

  具体例をいくつか紹介している。

 

  まお、平成30年度社会教育調査によれば、

 

  わが国には5738館も博物館が

 

  あるという。

 

  一般的にわかりやすく館種を示すと、

 

  以下のとおりとのこと。

 

        (注:()内は、具体例。)

 

  ① 歴史博物館(地底の森ミュージアム

   (宮城県仙台市))

  ② 美術館(アーティゾン美術館(東京都

   中央区))

  ③ 自然史博物館

  ④ 科学館

  ⑤ プラネタリウム・天文台(明石市立天文

   科学館(兵庫県明石市))

  ⑥ 文学館

  ⑦ 個人記念館

  ⑧ 動物園・昆虫館、

  ⑨ 水族館(桂浜水族館(高知市))

  ⑩ 植物園(内藤記念くすり博物館(岐阜県

   各務原市))

 

 

★ 見どころ充実、知の宝庫

 国立博物館

 

   文:栗原祐司氏

 

 かつては国の機関だったが、

 

 行政改革の一環として、2001年に

 

 独立行政法人となった。

 

   (注:足マークは筆者が訪れた

     ことのある施設。)

 

 ● (独)国立文化財機構

  

  以下の7施設を所管。

   東京国立博物館(東京都台東区)足

   京都国立博物館(京都市)、

   奈良国立博物館(奈良市)、

   九州国立博物館(福岡県太宰府市)、

   東京文化財研究所(東京都台東区)、

   奈良文化財研究所(奈良市)、

   アジア太平洋無形文化遺産

    研究センター(大阪府堺市)

 

 ● (独)国立美術館

 

  以下の6施設を所管。

   東京国立近代美術館(東京都千代田区)、

   京都国立近代美術館(京都市)、

   国立西洋美術館(東京都台東区)足

   国立国際美術館(大阪市)、

   国立新美術館(東京都港区)足

   国立映画アーカイブ(東京都中央区)

 

 ● (独)国立科学博物館

 
   国立科学博物館(東京都台東区)足

   を所管。

 

 

 以上の中から、国立科学博物館と

 

 京都国立博物館の2館を、

 

 そして、その他として各省庁所管の

 

 主要な国立博物館を紹介している。

 

 

 

 

★ 日本で最も長い歴史と最大の規模

 東京国立博物館 を知る

 

    文:白坂由里氏(アートライター)

 

 次の2項目からなる。

 

 ● 博覧会から始まる150年

 

  東京国立額物館の生い立ちから

  今日に至るまでの歴史について。

 

 ● 行くたびに新たな発見がある

  総合文化展の楽しみ方 

 

  本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館

  など、館別に紹介。

 

   

★ ”好き”を極める

 個性派博物館

 

    文:栗原祐司氏

 

 国立民族学博物館(大阪府吹田市)、

 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)足

 泉屋博古館(京都市/東京都港区)

 など、8館を紹介。

 

 

★ 虫の詩人の館

 

    文:奥本大三郎氏(フランス文学者、

      「虫の詩人の館」館長)

 

  氏が館長を務める「ファーブル昆虫館

  『虫の詩人の館』」(文京区千駄木)について

  紹介している。

  なお、「虫の詩人」とは、勿論、

  博物学者アンリ・ファーブルのこと。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

以前に記事にした通り、

 

この10月18日(火)から

 

「東京国立博物館創立150年記念 特別展

国宝 東京国立博物館のすべて」

 

が開催される予定。

 

 

 

 

今般の「てんとう虫」誌の特集も、

 

恐らくこの特別展開催に合わせた

 

企画だろう。

 

 

本特別展では、同館が所蔵する国宝を

 

会期中にすべて公開する(注)とのこと。

 

      (注:展示替えあり)。

 

筆者は、万難を排して足を運ぶつもりだ。

 

展示替えがあるので、1度では済まず、

 

2回は行くことになりそう。

 

なお、会期は12月11日(日)までの

 

55日間とかなり短いので、

 

大混雑必至か。

 

 

 

                <以上>

 

 


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数年来蔵書処分に努め来しに子より返本どつさりに泣く

 

                詠み人:樺風




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