今朝は、『てんとう虫』誌(UCカード
会員誌)最新号から、
表題の記事について。
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「恐竜の雄叫び、生命の神秘、化石に遺跡、
天文や動物も魚も植物も!
先人たちの営みや発見・発明、
想像と創造がいっぱい。
過去と未来をつなぐワンダーランドへ、
さあ出発だ!」とのリード付き。
特集の構成は、以下のとおり。
★ 博物館 ワンダーの殿堂と
伝統
文:荒俣 宏 氏(作家・博物学研究家)
博物館の誕生からその変遷/発展など、
現代に至るまでの歴史を紹介。
★ あれもこれもみんな博物館
文:栗原祐司 氏(京都国立博物館副館長)
博物館とは何か。その定義や意味、
そして魅力について、一般的な
以下の10館種について解説し、
具体例をいくつか紹介している。
まお、平成30年度社会教育調査によれば、
わが国には5738館も博物館が
あるという。
一般的にわかりやすく館種を示すと、
以下のとおりとのこと。
(注:()内は、具体例。)
① 歴史博物館(地底の森ミュージアム
(宮城県仙台市))
② 美術館(アーティゾン美術館(東京都
中央区))
③ 自然史博物館
④ 科学館
⑤ プラネタリウム・天文台(明石市立天文
科学館(兵庫県明石市))
⑥ 文学館
⑦ 個人記念館
⑧ 動物園・昆虫館、
⑨ 水族館(桂浜水族館(高知市))
⑩ 植物園(内藤記念くすり博物館(岐阜県
各務原市))
★ 見どころ充実、知の宝庫
国立博物館
文:栗原祐司氏
かつては国の機関だったが、
行政改革の一環として、2001年に
独立行政法人となった。
(注:マークは筆者が訪れた
ことのある施設。)
● (独)国立文化財機構
以下の7施設を所管。
東京国立博物館(東京都台東区)、
京都国立博物館(京都市)、
奈良国立博物館(奈良市)、
九州国立博物館(福岡県太宰府市)、
東京文化財研究所(東京都台東区)、
奈良文化財研究所(奈良市)、
アジア太平洋無形文化遺産
研究センター(大阪府堺市)
● (独)国立美術館
以下の6施設を所管。
東京国立近代美術館(東京都千代田区)、
京都国立近代美術館(京都市)、
国立西洋美術館(東京都台東区)、
国立国際美術館(大阪市)、
国立新美術館(東京都港区)、
国立映画アーカイブ(東京都中央区)
● (独)国立科学博物館
国立科学博物館(東京都台東区)
を所管。
以上の中から、国立科学博物館と
京都国立博物館の2館を、
そして、その他として各省庁所管の
主要な国立博物館を紹介している。
★ 日本で最も長い歴史と最大の規模
東京国立博物館 を知る
文:白坂由里氏(アートライター)
次の2項目からなる。
● 博覧会から始まる150年
東京国立額物館の生い立ちから
今日に至るまでの歴史について。
● 行くたびに新たな発見がある
総合文化展の楽しみ方
本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館
など、館別に紹介。
★ ”好き”を極める
個性派博物館
文:栗原祐司氏
国立民族学博物館(大阪府吹田市)、
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)、
泉屋博古館(京都市/東京都港区)
など、8館を紹介。
★ 虫の詩人の館
文:奥本大三郎氏(フランス文学者、
「虫の詩人の館」館長)
氏が館長を務める「ファーブル昆虫館
『虫の詩人の館』」(文京区千駄木)について
紹介している。
なお、「虫の詩人」とは、勿論、
博物学者アンリ・ファーブルのこと。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
以前に記事にした通り、
この10月18日(火)から
「東京国立博物館創立150年記念 特別展
国宝 東京国立博物館のすべて」
が開催される予定。
今般の「てんとう虫」誌の特集も、
恐らくこの特別展開催に合わせた
企画だろう。
本特別展では、同館が所蔵する国宝を
会期中にすべて公開する(注)とのこと。
(注:展示替えあり)。
筆者は、万難を排して足を運ぶつもりだ。
展示替えがあるので、1度では済まず、
2回は行くことになりそう。
なお、会期は12月11日(日)までの
55日間とかなり短いので、
大混雑必至か。
<以上>
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数年来蔵書処分に努め来しに子より返本どつさりに泣く
詠み人:樺風
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