今朝は、昨日(2022.03.12)付けの
日経朝刊の社会面に載った記事から。
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記事の内容は、ウクライナ出身の
バンドゥーラ奏者、カテリーナさんによる
演奏会について。
東日本大震災の起こった11年前の
3月11日と同じその日、
津波に襲われた福島県いわき市沿岸の
「道の駅よつくら港」にて行われた
犠牲者への祈りをささげる演奏会とのこと。
カテリーナさんは、
同じくバンドゥーラ奏者のナターシャ・
グジーさんの妹さん。
(注:ナターシャさんについては、以前の
筆者ブログ記事にて、ごく軽く
触れたことがある。)
お二人とも、ウクライナのチェルノブイリ原発の
近くの町で生まれ育ったものの、
原発事故により故郷を捨てざるを
得なかったという経歴の持ち主。
記事によれば、カテリーナさんは、
19歳で来日、2016年以降、
福島を応援しようと毎年のように
いわき市で演奏してきた
とのこと。
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姉のナターシャさんは、
妹さんより何年か早く来日し、
バンドゥーラ奏者として活躍してきた。
筆者は、YouTube動画を漁る中で、
5、6年(?)前頃にたまたま
姉のナターシャさんの演奏動画を知り、
ほれ込んだ。
妹のカテリーナさんのことを知ったのは、
そのずっとあと。
別のNET情報によれば、ナターシャさんが、
妹さんに<日本に来たら>と
呼んだらしい。
YouTube上にある彼女らの動画の
すべてを見たわけではないが、
とりわけ、気に入っているものは、
ナターシャさんの、
★ 福島の原発事故と避難のこと
★ いつも何度でも
★ 防人の詩
★ 瑠璃色の地球
★ Song of the Birds(鳥の歌)
★ 秋桜(コスモス)
★ 少しは私に愛をください
など、など。
その愁いを帯びたバンドゥーラの音と
悲しみに裏打ちされた透明感のある
歌声に大いに惹かれた。
一方、カテリーナさんの歌は、
ナターシャさんよりやや明るい歌声か。
動画数は姉さんよりまだ少ないが、
よく知られた歌では、
★ 翼をください
★ 涙そうそう
などがある。
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この度のロシアによるウクライナへの
侵攻が始まって以来、
ウクライナの人たちや彼女らの心中に
思いをいたしながら
何度か彼女らの歌に耳を傾けてきた。
なお、記事によれば、
「ウクライナの首都キエフにいた母は、
ポーランドへ脱出し、日本で一緒に
暮らすために近く迎えに行く」
とのことだった。
少しだけホッとした。
<以上>
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早く来い平和よ春の草原に
詠み人:樺風
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