今朝は、恒例となった「立★前後に詠める(俳句)」
の立秋分を載せる。
7月中旬前後から、少しずつ詠み溜めてきたもの。
やはり義父の死去関連が多い。
お粗末。
なお、「短歌連作 義父を見送りて」の方は
鋭意作成中。
初回掲載は、1週間後くらいになりそうだ。
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(義父の葬儀とその後の雑事)
夏堂や読経は袖を濡らさざる
窓口混む嵐のまへにと思ひてか
本籍を辿れば旱(ひでり)の長岡へ
待つ人のをらぬ家裁や汗拭ふ
夜の秋義祖母(そぼ)の位牌を測りけり
秋立ちぬ義父(ちち)の航跡辿る間に
終戦日勝美の位牌の届きけり
(マリー・ローランサン美術館見学関連)
暑さいとどナビの案内(あない)の細き道
秋を待つ心に清(すが)しパステル画
(ビュッフェ・ランチ関連)
合ふのかなマンゴーアイスに餡を載せ(再掲)
隣席のナイフは暑き音を出し
炎天下息絶え絶えの家路かな(再掲)
(猛暑関連)
炎熱のかすめる目にもSUV(再掲)
過冷房コーヒー呷りてそそくさと
赤子哀れ炎暑の車中に神を見て
(銀座にてランチ)
エレベータ開(あ)きてたぢろぐ夏の午
梅酒旨し料理は六十点ばかり
(立秋)
夏惜しむ心は皆無夏の果つ(再掲)
秋めくを知りてかムスカリ葉を出づる
(その他日常生活関連)
夕立や碁石(いし)打つ音に重なりて(再掲)
暁大雨残暑の余燼を押し流せ
以上、二十四句 詠み人:樺風