みなさん、こんにちは。
札幌のFPふきこです。
GWも終わり、また日常が戻ってきましたね。
わが家は夫がGW前にインフルエンザに罹ってしまったため、
図らずも１１連休というめったにない長期の休暇となりました
休みボケがなかなか激しく苦しんでいる様子です（笑）
さて、このGWの後半にはインフルエンザも完治したので、
札幌から片道７時間かけて夫の実家がある北見へ行ってきました。
真中あたりの旭川までは桜が咲き、
北の方の峠ではまだ雪で真っ白なところもあり、
改めて北海道の広さを実感。
約１年ぶりに会う夫の両親には、
電話だけでは分からない心身のいろいろな変化が
ありました。
義父は体中アザと傷だらけ
足がかなり弱って杖をつくようになったこと、
それでもよく転ぶようになってしまったようです。
数年前まで毎日1～2時間はﾊﾟｰｸｺﾞﾙﾌを楽しんでいたくらい、
足腰が強かったので、その変化に驚きでした。
また、義母の最近の関心ごとは『シュウカツ』でした。
そう、終わりに向けた活動の方の。
もともと片付けが得意な義母でしたが、
さらに拍車がかかって、
もう不要になったと思うものをどんどん片付けています。
さらに、近所や兄弟ともそんな話題が多いようで、
先のことまであれこれと準備を進めているのです。
どんな準備をしたか聞かせてもらうと、
義父・義母それぞれのお葬式代が入った口座と印鑑とその保管場所、
それぞれの遺影用写真、
自宅を処分するための費用、
その他、
自分たちに介護が必要になったら、
すぐに施設に入れて欲しいこと、
年金がどのくらいの金額でなるべく安いところにして欲しいこと、
自宅は周りに迷惑になるので出来るだけ早く取り壊してほしい、
葬式には誰を呼ぶか、
新聞のお悔み欄には載せるべきかどうか考えている、
などなど。
「とにかく周りや子供たちには迷惑を掛けたくない」とのこと。
家庭菜園で野菜を作り、
山で山菜を取り、
海であさりを採り、
買い物は週に一度の特売日にまとめ買い、
日々質素倹約に努め、
いまだに貯蓄に励んでいる、という
本当に頭が下がる生活ぶりです。
このしっかりぶりなら、
まだまだ先の事になりそうですが。
ただ、義母から直接希望を聞けて、
良かったことはたくさんありました。
どんな暮らしをしたくて、
どんなサポートをしてあげたら良いか、
（手続きや金銭面）
具体的にイメージが出来たこと。
また、長年暮らした親戚の多い地元での暮らしにも、
全くこだわりがない（札幌に来ても良い）、
というのも意外なことでした。
やっぱり直接じっくり聞いてみないと分からないことが
たくさんあるものですね。
同じ高齢者でも、私の両親とは希望が全然違うのですから。
今後、また気持ちや体の変化によって、
事情は変わってくるかもしれませんが、
定期的に話を聞いて私たちにも出来ることを見つけて
サポートしていきたいと思います。
忙しいのを言い訳にせず、
なるべく家族で話す機会を作ることが必要だと実感しました。
長期の休みは、何をするか、どこへ行くかも重要ですが、
誰とどう過ごすかが、その後の
『後悔しない人生』にとって大きなポイントになってきそうです。
両親の老後の生活費、
葬儀に関わる費用、
相続のトラブル、
子供の家計に直接関わってくることがたくさんあります。
「知らなかった」
「こんなはずではなかった」を少しでも事前に減らすことが重要です。
両親には、先のことを準備して少し安心したら、
次は『今を精一杯楽しむ』ことを大切にしてほしいと、
心から願うばかりです。
まずは、もっと頻繁に電話しようと思います。
「電話代もったいないから切るよ」って、
すぐに切られてしまうけれど（笑）
