(つづき)
私:たとえば、水面に小石を落とすと、その周りに波紋が広がっていきますよね。
私:同じように、宇宙に「肉体」という小石がポン!と生まれると、そのまわりに波紋が広がります。それはすべて、自分自身のエネルギーであり、意識です。
私:私たちはふだん「小石=3次元の肉体」としての自分を認識していますが、実はその周囲に広がる波紋もまた、4次元・5次元……と次元の異なる「自分自身」なんです。
私:この波紋にはくっきりとした境界があるわけではなく、重なり合っています。
私:小石に近い波紋ほど人間的な概念に近く、「感情」が存在します。そもそも感情というのは、この「小石(肉体)」の領域の中でしか生まれないからです。
私:小石から離れるほど次元は高くなって、人間的な概念から離れ、宇宙意識と同化していきます。
私:「仙人さん」は、この高次の波紋にいるので、感情を体験することもなければ、持ち越した感情も持っていないんです。
私:「同時存在」というのは、今ここでDさんが小石の中で感情を体験している一方で、外側の波紋の領域にもDさんの意識が存在しているということです。
私:よく言われる「ハイヤーセルフ」とは、この波紋全体を指すのだと思います。特定の“誰か”がいるのではなくて、
私:その時々で自分の波紋のどこか――つまり高次元の自分自身――とつながっている感覚です。
D氏: ああ、そっか。何人もいるっていうよりも「すべて」なんですね。なるほど。
私:小石に近い領域とつながったときは、人間に近い視点の情報やアドバイスが届くかもしれませんし、遠い領域とつながれば、より普遍的な宇宙意識からのメッセージになるかもしれません。
ただし……
私:もともと私たちは「素粒子」として、宇宙の波動そのものだったんですけど、肉体を持ち、そこでさまざまな感情が生まれていくうちに、次第に宇宙の波動とズレていくんです。
私:そうなると、宇宙とつながって情報を受け取ろうとしても、その周波数に同調できなくなってしまいます。
私:だからクリアリングが必要になる。まあ、お掃除みたいなものですね。
これを行うことで、再び宇宙と同調できるようになります。
私:リーディングもチャネリングも、「上」とつながることも、宇宙とつながることも、すべて本質的には同じことですが、
私:「どうやったらもっと繋がるようになりますか?」って聞かれたときの答えはひとつ。「クリアリング」以外に方法はないんです。
私:肉体を持ったときに生まれた感情や制限、思い込み、固定観念などを手放して、元の宇宙の波動へと近づけることなんです。
私:「上」は15年前にそれを伝えてきました。だからこそ私は、過去世で経験した感情の解放=クリアリングを行っているんです。
(つづく)