(つづき)
★この記事の続き
さて、次の講座の時。
D氏が、前回のサブパーソナリティセッションの結果を検証してみたと言います。
その内容が面白かった!
D氏:「トンネルが怖い人」を呼び出したら、誰も出てこなくて。
私:すごい!
*奥様の中の「トンネルが怖い」という感情が消えたということです。
D氏:次に「エレベーターが怖い人」を呼び出したらジャガイモが出てきました。
「エレベーターが怖くない人」を呼び出したらリンゴ(の実)でした。
D氏:で、妻のハイヤーセルフが出てきて。お姫様風の女性なんですけど。
D氏:ジャガイモに「なんでエレベーターが怖いの?」って尋ねたら、「僕はハイヤーセルフに頼まれてるんです」と。
もともとリンゴは中学生くらいの女の子だったのですが、ジャガイモはその子を「リンゴの実」に変身させるよう、ハイヤーセルフから頼まれたそうです。
D氏:ハイヤーセルフはどうしてそういうことをお願いしたの?と尋ねたら、過去世が出てきました。
昔、彼女がお屋敷にいたときに敵が攻めてきた。
逃げまどううちに、最後は狭い場所へと追い詰められ、恐怖の中で命を落とした。
そのためハイヤーセルフは、「狭い場所=危険」という思い込みを持ち、奥様が再び狭い空間(=エレベーター)に入らないようにしていたのです。
若い女の子は本来、狭いところを怖がっていないため、エレベーターにも乗ってしまう可能性があります。だからこそハイヤーセルフは、「怖くない」という感情を封印しておこうと考えたのでしょう。
「怖がらせておけば、狭いところへ行かない」と。
そうして女の子は自由に動けない「リンゴの実」に姿を変えられ、「怖くない」という感情は表に出せなくなっていました。
その結果、今は「怖い」と感じている“ジャガイモ”だけが表に現れている。
……ということのようです。
D氏:僕が「今の時代、エレベーターを使わないと、どこにも行けないんんですよ。今は昔と違って平和なんだから、もう敵が攻めてくることもないし、心配はいらないですよ」ってハイヤーセルフに話をしたら、「わかりました」と納得してくれて、その瞬間、リンゴが女の子の姿にパッと変わったので、そのまま光に還してあげました。
過去世を解放したのですね、素晴らしい!
この解放から2週間経ちましたが、まだ忙しくて、トンネルやエレベーターが平気になったかどうかの検証はできていないそうです。
私:でも、Dさん、ここまでのセッションができるってすごいですね!
D氏:いやー、頭の中に浮かんでくるだけなので。
頭の中に浮かんでくる=潜在意識に繋がって視ている、ということです。
D氏は2月から講座を始めて、2~3週間に一度のペースで十数回受講しているのですが、それでここまでできるようになっているのは本当にすごいです。
D氏:そうですね。最初は何もできませんでしたから。いつのまにか頭に浮かぶようになっていますね。
私:そうそう、今朝、あの「仙人」が浮かんできたんです。
講座を始めたばかりのころに見た、過去世です。
江戸時代、商家の番頭だったD氏は、その人生が終わったときに、屋敷のお嬢さん(=今の奥様)に、「来世では僕と夫婦になりなよ。僕を見てれば、自由に生きてるのがわかるよ。お手本にして、自由を手に入れなよ」と言ったのです。
このとき、縁もゆかりもない人にそんなことを提案するはずがないから、ふたりの間にどういう縁があるのかなとリーディングしたら、番頭の前には「仙人」だった過去世が出てきたのです。
私:その仙人と話さなくちゃ、って。
今日はそれをやってみませんか?
D氏:面白そうですね。
そう!
そして、本当に面白いことが起きました!
(つづく)