(つづき)
あれ?
S氏の体が……!
横から見ると、まるで3~4枚の板を重ねた合板のようです。
一番外側の層は「地球人」ですが、その隣の2層目は、明らかに「異星人」。
もしかした、先ほどの赤ちゃんを抱いていた女性と同じ星の人?
S氏って、宇宙人なのかしら?
それを裏付けるかのように、彼の松果体は白とも透明とも言えない、まさに「光」そのもの。
まぶしいほどの光に満ちあふれていて、異次元のようでした。
体もまるで発光体のようです。
伝授の最期に、松果体にポン!と1個のイチゴが浮かび、「え? イチゴ?」と。
イチゴのたくさんの粒粒の種に意味があるようです。
一言で言うなら、S氏がこの星を救うために選ばれし人として私のところへ来たようなのです。
その内容は驚くべきものでしたが、ちょっとここでは言えないお話なので、内緒です。
さらにびっくりしたのは、伝授が一通り終わった後のこと。
突然、私がS氏の母星に向かって、強大な光とパワーを送り始めたのです。
サードアイレイキのときは、よくいろいろなことを「やらされる」ので、自分が何をしていても驚かず、興味津々、自身を観察しているのですが、このときは、「これ、私じゃない!」と気づきました。
だって、こんなパワー、人間では絶対に出せない…
私の体を通して“何か”が働いているような感覚でした。
そう感じたとき、「もしかして…」と思い当たることがありました。
実はその前日、夕方の講座が終わった後、どうしても我慢ができずに髪を切りに行ったのです。
2~3週間前に美容院へ行ったばかりなのですが、私の希望と異なる髪型にされて、ブローもままならず、ストレスがピークに達していました。
どこか近くに美容院がないかなと探したら、町名をそのまま美容院の名前にしているプライベートサロンをを発見。なんと自宅から徒歩1分ほどの距離でした。
オーナーは、店の名前を町名にした理由として、「どうもこの町に呼ばれて、しかも守られている気がするんですよね」と。
「あ、私と同じ!」と話が弾み、「ここの氏神様である〇〇神社へもよく行くんです」と聞いて、私、その神社、知らないな~と帰宅後、場所を確認。
「そのうち行ってみようかな」と思う程度だったのに、翌朝早く目が覚めた瞬間「今行かなくちゃ!」って。
衝動に突き動かされるように、神社へ向かいました。
到着すると、波動が良くてびっくり!
帰り際にふと、「茅の輪」と本殿のご神鏡が一直線にピタッと重なったところを写真に撮りたいなあと思い立ったのですが、参道が少し曲がっているからか、重なりません。
残念と思ったその瞬間、「マサコ、これが3次元と5次元のズレだよ」とメッセージが降ってきてました。
「もし重なってしまったら、ここが5次元領域になってしまう。それではダメなんだ」と。
……わかったような、わからないような(笑)
でも、なんだかとても腑に落ちて、「ああ、私は今、しっかりと3次元にいるんだ」と、再確認しながら帰宅しました。
その数時間後、S氏が「今からサードアイレイキ、受けられますか?」と聞いてきたので、「もしかして今朝、神社へ行ったからかな? S氏に必要な力をもらってきた、もしくは借りてきたのかな?」と頭をよぎったのです。
そして、その通りでした。
S氏の母星にパワーを送り続けていたのは、私ではなく、その神社の「神」の力でした。
前日に美容院へ行ったことも、そこで神社の話を聞いたことも、翌朝の参拝も、そして数時間後にS氏にサードアイレイキを伝授したことも――
すべてが、完璧なタイミングで組まれていた“シナリオ”だったのでしょう。
2日後の朝、お礼にもう一度参拝しました
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