★この記事の続き
さて、メグミさんの先祖が「お経を上げてほしい」と言ってきたので、理由を尋ねてみました。
私:えっと、まず、「お経」って別にお坊さんじゃなくても、自分が懇意にしている(一般の)人とかにあげてもらっても、それなりの効果があるわけ?
メグミ:はい。
私:今回、お経を上げてほしい理由を知りたいんですけど。
私:ほら、浮遊霊っていうか、自分が生きてた時の罪悪感なりなんなり、すごく強い感情が残ってた時に、「ま、いっか。それもシナリオだったし」とか「終わっちゃったことだし」って、自身で手放すことができなくて自分を責めるみたいだから、そういう時にお経が役に立って、浄化とかリセットをしてくれるってこと?
メグミ:いいえ。
私:えっと、世俗的な話だけど、よく「成仏できてない」って言うじゃないですか。あれ、どういう状況かわかんないんだけど。
あなたは成仏できてないの?
メグミ:はい。できてない。
私:「成仏できてない」って、どういう状況なんだろう?
亡くなった人の「体」はもう原子っていうか、素粒子レベルに 戻っちゃってるわけじゃない?
私:「感情」に関しては、仮に今世で抱いた「罪悪感」があったとしても、それは亡くなった直後とかはまだ残っていたとしても、やがて染み抜きされるように薄まっていって、やがて「空(くう)」になるって私は説明してるんだけど、「空」になりきれずにずっとシミが残り続けている、その状態を「未浄化」っていうのかな?
メグミ:はい
私:ってことは、死後、一定の時間が来たらシミが抜けるわけじゃなくて、その「感情の大きさ」によって、なかなかとれない場合もある…
私:変な話、私に今、罪悪感があります。
死にました。
転生しました、
別の人になってます。
また死んで、転生しました
みたいに何百年も経ったとしても、
今のこの「罪悪感」が残り続けていることもあるわけだよね?
メグミ:はい。
私:だよね。だからこそ、前々前世の時の罪悪感を持ち越す、みたいなことが起きるし、私たちはそれを「解放」しているわけで。
私:成仏できてないっていうのは「浮遊霊となって彷徨ってる」、下手すると「浮遊霊が悪さする」みたいな言い方するけど、彷徨っているというよりも、その人のその感情のシミが抜け切れてないだけだよね?
メグミ:はい
私:お経を上げてもらうことによって、そのシミ抜きができるんだ?
メグミ:「いいえ」です。それは「いいえ」ですね。
私:え、違うの?
(つづく)
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