(つづき)
メグミさんのご実家の三代前のおじいちゃん、四代前のおばあちゃんから「人の意識が自分に入る」現象について教えてもらい、一件落着かと思いきや……
昨日の講座で、メグミさんが「さらに不思議なことが起きた」と言います。
私と話した(19日夜)の翌々日から、急遽、ご実家のご両親、姉妹と一緒に2泊3日で母方の親戚を訪ねたそうです。
道中、お姉さんが突然「最近、自分じゃないような感覚になる時がある」と話し始め、「あ、今も私じゃない!」って。
筋肉反射をとってみると、入っていたのは、最近亡くなったお姉さんの舅の意識だったそうです。
また別のときにもお姉さんに誰かの意識が入ってきて、そのときは同行していたお父様が突然、ご自身の母の姉妹について話し始めたため、「もしかして、その人の意識?」と筋反をとってみたところ、やはりその通りだったと。
メグミ:その後、父が急に子供のころの話を始めたんです。おじいちゃん(父親の父)を看取った時の話とか。子供なりにちょっとした罪悪感があったみたいなんです。大人になってからはそんなに気にしてなかったみたいですけど。
メグミ:そしたら今度は母親に姑(父親の母)の意識が入ってきて。母とおばあちゃんはあんまりウマが合わなかったけど、最後におばあちゃんを看取ったのは母なんです。「きっと、おばあちゃんも嬉しかったよね」って言ったら、母が号泣して。
ご両親は、各々の心の奥にしまい込んでいた「罪悪感」を手放せたのだと思いました。
日々の中で、誰もが大なり小なり罪悪感を抱くことがあります。
ときが経ち、自分では忘れていても、そのときの「罪悪感」は瞬間冷凍されて、冷凍庫に保管されたままになっています。
異なる表現をするなら、潜在意識にはしっかり刻まれて残っているということです。
ご両親は今のタイミングでその感情を手放したかったのかもしれません。
話を聞いていると、すべて父親の家系の話なので、「もしかして、もっと大きな解放、それこそ古い先祖とか、血筋解放とかがあるのかもね」と言うと、メグミさんの筋反では「はい」と答えがきました。
メグミ:帰宅後、姉と「姉におばあちゃんの妹(父親の叔母)の意識が入ったのはなぜだろうね? そんなに関わりがあった人でもないのにね」って話していたら、姉が「母方の方にみんなで出かけて行って冥福を祈ったように、私たちにもやってほしい」みたいなことを口走ったんんです。
メグミ:何をやってほしいのかな?って尋ねていったら「お経をあげてほしい」って降ってきたんです。一週間、お経をあげて欲しいって。
ふうん…
素朴な疑問が湧いてきました。
私:なんでお経が欲しいの?
メグミ: 私も思いました。なんで?って。
私:個人的な興味なんだけど、亡くなった人がお経をあげてほしいっておねだりしてくる時って何が起きてるのか、知りたい。
そうだ! ご本人に聞いてみよう!
(つづく)
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