さて、昨日は卒業生のハナさんがいらっしゃいました。
10日ほど前から何となく顔がチラチラして気になって。
「そろそろ会いたいですよ~」とLINEすると、早速来てくれたのです。
私:私が気になったんだから、何かあるのかな?
ハナ:う~ん、強いて言うなら、気になるのは「母」ですかね。
とにかくツイていなくて、「一体何が起きてるの?」と思うくらい。
話を聞くと、この3〜4年のあいだに毎年のように大きな病気やケガに見舞われていて、まるで不幸が続いているような状態でした。
ハナ:母はもともとすごい明るい性格なんですけど、これだけ続くとさすがにしょぼんとしていて。
ハナ:何が起きているのかリーディングしても自分では全然見えなくて。さっぱりわからないんです。
話を聞いていると、家族のことなのか、それともその地域全体のことなのか。
どうもお母さんが、その大変なものをひとりで背負い込んでいるような気がしてなりません。
ハナさんには「Tちゃん」という霊能者の息子さん(小2)がいます。
私:Tちゃんは、何て?
ハナ:「わかんない」って。
私:じゃあ、今ここでTちゃんを(潜在意識下に)呼び出して聞いてみましょうか。
ハナさんを誘導します。
ハナ:ニコニコして出てきました。
私:Tちゃん、久しぶり!
おばあちゃんのこと、教えて?
次から次と不幸が襲ってきているけど、それはおばあちゃんのシナリオなの?
そういう経験をしようと思って持ってきたから?
Tちゃん:違う。
私:おばあちゃん、何を背負ってるんだろう? 家族なのか、地域のことなのか。
Tちゃん:一族のことを全部背負ってる。
私:一族? 過去世かな。あ、「血筋」?
血筋からくる歪みのようなものを、おばあちゃんが全部背負わされてる?
Tちゃん:おばあちゃんは外からお嫁に来た人だから、都合が良かった。
私:ということは、 問題はお父さん側の血筋ってことね?
どこまで辿ればいいのかな。
Tちゃん:「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」から。
私:そのときに何かがあったんですか?
Tちゃん:おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんは、いい人だったから、「邪魔だ」って、家族から追い出されちゃったの。
私:え、逆じゃないの? とってもすごい人だったら歓迎されて大事にされるんじゃない?
Tちゃんの話は、こうです。
*おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん=「A氏」とします
もともとこの家系には代々問題があり、悪人ばかりが生まれていた。
そこへ突然変異のように、善人であるA氏が生まれた。自分たちにとっては都合の悪い邪魔な存在だった。
あるとき、A氏の父親とその兄弟が人の命を奪うほどの悪事に手を染めた。
A氏はそれに気づき、家から逃げ出した。
父親たちはA氏に知られてしまったのではないかとビクビクし、口封じのために呪いの念を送り続けた。
その念をお嫁に来たハナさんのお母さんが受けて、病気や怪我をしている…?
私:でもさ、身内が身内を苦しめるって、どうなんだろうね?
家の繁栄を願うんだったら、そんな家の破滅につながるようなこと、しないんじゃない?
Tちゃん:「そんなことはどうでもいい、自分さえ良ければいい」って思ってる。
私:「 秘密を知られたかも」っていう気持ちとは別に、「人を殺めた」っていう罪悪感はないの?
Tちゃん:あるのかな? それも残ってるのかもしれない。それも全部乗っけて念を送ってるのかも。
私:今世でおばあちゃんの人生が終わった後は、その念は誰にいくの?
Tちゃん:自分の代で止めようと思って生まれてきてる。
そうか、ハナさんのお母さんはこの負の連鎖を自分で終わらせるために、お嫁に来たのです。
私:ねえねえ、Tちゃん、なんでさ、ハナさんが聞いた時には「わかんない」って言ったの? (今はスラスラ教えてくれてるのに)
Tちゃん:その時はわかんなかった。今はわかるんだ。時間が経たないとわかんないこと、あるでしょ?
私:その通りだね。じゃあこれを今日解放したいと思うんだけど、どうしたらいいんだろう……。
仮に念を送っている人を止めたとしても、もともとこの家の「血」に問題があるのなら、そこから書き換えなければ根絶はできません。
Tちゃん:もともとあったんだ。
その原因が何だったのか、リーディングします。
その内容は衝撃的なので、ここでは割愛します。
血筋の“源”を書き換えた瞬間……家系図が見えました。
一番最初の祖先から、今の時代に至るまで、家族の「血」がまるでドミノ倒しのように、次々と浄化されていきます。
最後にハナさんのお母さんが現れました。
Tちゃんがトコトコと駆け寄り、両手を差し出します。
私:おばあちゃんが自分の胸から黒い鉄の玉を取り出しました。これ、きっとおばあちゃんが自分で背負いこんでいたエネルギーの塊ですね。
私:Tちゃんがそれを両手で受け取って、「もうこれいらないよ」って言って、空にポーンって投げてる。
私:おばあちゃんの胸にはぽっかり穴が開いています。
そこへガイドが現れて、「今までよく頑張りました」って言いながら、ものすごく強い光を入れてます。
ハナさんもピンク色の光(愛の光)を一緒に入れてあげています。
おばあちゃんの胸の中がお掃除されてきれいになり、やがて光が定着しました。
私:あれ? おばあちゃんが合掌して、こちらに向かって深々と頭を下げています。
これで 大丈夫かな?
ハナ:素晴らしいです!
Tちゃん:マサコさん、ありがとう。おやつもありがとう。
アハハ…!
ハナさんに「Tちゃんに持って帰ってあげてね」とお渡したおやつも透視しているようです。笑
私:ハナさんのことが気になって今日呼んだのは、このおばあちゃんのことを解放するためだったの?
Tちゃん:そう。難しかったから。今日じゃないと、解放できなかった。
私:ふうん? それはどういう仕組み?
Tちゃん:タイミングなんだよ。早すぎたら全部は解放できないし、遅すぎたら手遅れになるんだ。
私:そうなんだ。自分で連鎖を止めようとして降りてきたおばあちゃんって、本当にすごい人ですね。
Tちゃん:すごいんだよ! マサコさん、手伝ってくれてどうもありがとう。
私:どういたしまして。
書き換えが無事に終わり、ふと同席しているミクさんを見ると…
目を丸くしています。
ミク:すごいもの、見ちゃった!
え?
……ああ、そっか。
私たちにとっては、こうしたことは日常の一部。
普通のことです。
ハナさんも慣れっこですが、ミクさんは、初めて見たので驚いたのでしょう。(笑)
これからこういうこと、いっぱいありますよ~!
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