(つづき)
翌日のお昼。
ブログを書いていたときのこと。
リカちゃんのヘッドヒーリングの能力はすごいから、せっかくレイキティチャーもとったことだし、組み合わせてレイキ伝授をするといいよね、と思いつきました。
モニターさんを募集してみようかな。
リカちゃんにLINEします。
返事を待っているとなぜかそわそわして、居ても立ってもいられなくなってきました。
リカちゃんに会いに行かなくちゃ!と降ってきます。
でも、何のために?
打合せなら電話でもZOOMでもできるでしょ?
あれ?
おうどん屋さんへ行く気がします。
リカちゃんの家のそばに美味しいおうどん屋さんがあって、月に2回ぐらいのペースでもう何年も通っていると言っていました。
そこに行くような気がするのですが…。
私はおうどんには興味がないし、別に食べたいとも思いません。
ですからこれが目的ではないと思うのですが……
1時間後、リカちゃんから連絡がきました。
この話をすると、リカちゃんが大笑い。
「実は今日の夜、ひとりでおうどんを食べに行こうと思っていたんです」
リカ:あ、でも今、マサコさんと一緒にお店でおうどん食べているヴィジョンが見えますね~。
やっぱり!
ということで、夕方5時にリカちゃんと待ち合わせ。
まずはおうどん屋さんへ。
リカちゃんお勧めの肉うどんです。
食後は打合せのため、ファミレスへ入ったのですが、
私:ねえねえ、なんで今日会ってるのかな~?
リカ:なんでしょうね? マサコさんと3日連続で会ってますね。
私:え? そう? 昨日はうちに来てたけど、一昨日も会ったっけ?
リカ:一昨日も伺いましたよ。打合せに。
え~? 全然記憶がないです…
「解放」をやっているとどんどん手放していくので、過ぎ去った時間(=過去)には意識を向けることがないからなのか、つい昨日のことさえも記憶から消えていきます。
みんなと過ごした時間も、まるで「夢」から覚めたような感覚で記憶が薄くなっていくのです。
私:突然、リカちゃんに会に行かなくちゃ!って思って、あんなにそわそわして居ても立ってもいられなかったんだから、絶対何かあるハズなのに。
それが何なのか、わからないのです。
そうこうしているうちに、1年半ほど前にハナさんが勧めてくれた漫画本を思い出しました。
この世界には転生する人と、タイムトラべラーで1年ごとにいろいろな時代に生きる人の2種類がいるという話です。
転生組は、過去世の記憶がありません。
タイムトラべラー組は記憶を持ち続けながら生きるのです。
どの時代にも1年間しか存在せず、その人がいなくなった後、周囲は最初からその人が存在しなかったかのような記憶に書き変わっています。
ってことは?
全身が総毛立ってきました。
私:ねえねえ、リカちゃん……
もしかしていろんな形のタイムトラべラーがいるのかな?
私:私たちが気づいてないだけで、この世界ってタイムトラベラーだらけだったりしてね。
私:そうだ、リカちゃん、頭に手を当てて感じてみてよ?
今このお店にもあちこちにタイムトラべラーがいたりして。
すると…
頭に手を当てたリカちゃんの顔色が変わりました
(つづく)
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