先日、講座時に「過去世の書き換え」について、効果がある人とない人は何が違うのだろう?という話になりました。
今その人が抱えている問題について、影響している過去世をリーディングする。
過去にどんな出来事があったのか、
そのときどのような感情を抱いたのか。
その感情を「書き換え」という手法でクリアにする…
いわば、前世のPTSD治療のようなものです。
その内容を聞いて「なるほど、そうだったんですね!」とあっさり過去の感情を手放せる人と、納得できずに手放せない人。
その違いは、きっとマリちゃんのガイドが言うように、その人に「準備ができているかいないか」の差なのだと思います。
人生には自分が作ってきたシナリオがあり、起きることはすべて必然なのだとお伝えしても、
「だからだったんですね!」と頷く人と、「じゃあ、私が自分でこんなに苦しむシナリオをつくってきたっていうんですか?」と納得しない人。
そもそもシナリオを作る次元(魂の次元)では、「感情」に対して良い、悪いの概念がありません。
なので、映画の主役のようにハラハラドキドキのシナリオを考えたりします。
ところが、この3次元は二元性の世界です。
いざシナリオをスタートすると、人間という肉体を通して発生した感情は、
「苦しい」「つらい」「嫌だ」
「嬉しい」「楽しい」「好き」
というように、良い感情と悪い感情に二分されてしまうのです。
でも、「準備ができていない人」にそのような説明をいくらしたところで理解するのは難しいと思います。
私だって今でこそ、その仕組みが分かっていますが、勉強を初めた当初は到底信じられなかった…
というか、もしそうだとしても、信じたくなかったです。笑
苦しみの原因が、「自身がつくってきたもの」だなんて。
というわけで、書き換えの効果がある人というのは、既にそのしくみを受け入れられる準備ができている人なのだと思います。
「書き換え」による効果が出る理由は、本人の「視点」「味方」が変わるからです。
たとえば人間関係の悩みで、依頼者(=妻、Aさん)が夫に嫌悪感を抱いている場合。
なぜ今世でそのような関係になっているのか、過去世を視て書き換えたとします。
内容を聞いて「なるほど!」と思えたときは、
見方が変わっている。
視点が変わっている。
捉え方が変わっている。
Aさんが今まで見ていた3チャンネルでは、
「嫌と思っているAさん」
「嫌と思わせる態度をとる夫」のいる世界がモニターに映し出されていましたが、
「なるほど!」と思ったことで、まるでテレビのチャンネルを切り変えたかのように「見える世界」が変わり、そこには、
「嫌と思っていないAさん」
「嫌と思わせる態度をとらない夫」がいます。
要は自分の「夫に対するチャンネル」をパッと変えるだけなのですが、中には、
「私は悪くない、問題があるのは夫なのに、なぜ私の見方を変えなくてはいけないんですか」という方もいて、そういう方の望みは、
「嫌と思っているAさん」の世界にいる夫が「嫌と思わせる態度をとらなくなる」ことです。
つまり、自分は視点を変えたくない。
これは今まで通り3チャンネルを選択しながら、モニターには10チャンネルが映ってほしいと言っているようなものなので、永久に叶いません。
喧嘩をして、「私からは絶対に謝りたくない。書き換えをして、夫から謝るようにできますか?」と言われても不可能です。
Aさんが3チャンネルを押し続けているからです。
その視点には「嫌と思わせる態度をとる夫」しか存在していません。
しくみはそうなのですが、腑に落とせるか否か、その準備がいつ整うのかも、その人のシナリオで決まっているように思います。
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