(つづき)
気になることの「原因」を視て、「書き換えて」、解放をするという一連の
行為(=解放)は、潜在意識の中で行います。
に対して、せっせとメモをとっているときというのは、一生懸命聞き取り、それを文字に起こしていますから、脳が顕在意識でフル回転している状態です。
人は誰かの話を聞いているとき、無意識にイメージをしています。
たとえば、「旅行のお土産にTシャツをもらったんだけど、緑色に真っ赤なトマトの絵が描いてあるの!」と言うと・・・
聞いている人は瞬時に「緑色のTシャツに真っ赤なトマト」をイメージしています。
実は、イメージの世界=潜在意識の世界なのです。
人はわざわざ「潜在意識に繋がる」ということを意識しなくても、このように自動的に潜在意識に繋がっているのです。
ですから、
私が解放の内容を伝えているときに、それを聞いていてくださるだけで、その人の潜在意識の中で「気になる原因のイメージ」「書き換えのイメージ」を順に「視る」ことになり、自動的に書き換えが起きて、結果、解放の効果が大きくなるのです。
でも、メモを取ることに集中していれば、顕在意識の領域に留まっていて、潜在意識とは切れていますから、解放は起きにくく、従って効果も薄くなります。
これに気づいたのは、「心のデトックス1day講座」のときです。
気になっていることや直面している問題、悩みなどをリストアップしてきてもらい、講座中にどんどん解放していくのですが、
「効果があって、軽くなる人」と、「何も変わらない人」がいて、その差はどうして起きるのだろう?と考えたときに、変わらない人は講座の間中、せっせとメモをとっていることに気づいたからなのです。
Mayaさんは普段からメモ魔なのだそうです。
メモ魔の人に、「メモをとらないで」とお願いするのはストレスでしょうから、まずはそれを解放することにしました。笑
そもそも、「いつ、どうして、メモ魔になったのか」を視てみます。
過去世です。
お寺の小坊主が出てきました。
仕事を覚えることができなくて、いつも先輩に怒られています。
一生懸命メモを取るのですが、どうしても覚えられません。
お経すらも・・・。何度も何度も覚えようとするのですが、だめです。
なぜ覚えられないのかというと・・・。
もともと脳の作りが違うからです。
5次元の脳なのです。
テレパシーで全てわかるのです。
万物すべてに同調できるので、木や草や花や石などの意識も感覚でわかります。
なので、例えば俳句に季語を入れるルールにしても、なぜ、わざわざ言葉を使って季節を表現するのか、情緒を込めるのか、その意味がわからないのです。
ここまで聞いていたMayaさんが、「学生時代から本当に覚えることが苦手で、特に古語や漢文は大嫌いだった」と。
彼はもともと寺の和尚に気に入られ、声をかけられて入門したのです。
和尚は可愛がってくれましたが、人並みに覚えることができない自分はみんなに迷惑をかけるからと、結局10年間修行したのち、寺を去ることにします。
早朝、まだみんなが寝静まっている時刻に、和尚に見送られ、ひっそりと寺を出ていきました。
その後は山で気楽に暮らします。
きのこや木の実を取ったり、時々村へ降りて、作物の収穫などの軽作業を手伝って、その報酬として食べ物を分けてもらったりしながら、一生気ままに過ごしました。
この過去世を書き換えます。
彼は家の近くのお寺にいつも遊びに行っています。
和尚が、「この子は普通の子とは違う」と気づきます。
お寺で修業をしないかと声をかけますが、彼は断り、入門はせずに、遊びたいときだけお寺へ行きます。
人の心もわかるし、万物とつながっている彼は、みんなから可愛がられます。
大人になるにつれ、お寺へ行く回数は減っていき、山へ行くことが多くなります。
気が向いたらお寺へ行き、一人でいたいときは山でのんびり暮らします。
木々や虫や星と話をしたり、村に降りて人々のお手伝いをして野菜を分けてもらったり、そうやって自然体のまま、自分の好きなように楽しく、かつ、人とも交流を持ちながら暮らしました。
解放後、Mayaさんはメモを取らなきゃ!というプレッシャーはなくなったそうです。
この後、
魔女だった時の解放すべき過去世や生贄になったときの過去世、ご家族との解放すべき過去世なども次々と解放しました。
通常、講座は1か月に1回、オンラインの場合は月に2回のペースで行うことが多いのですが、Mayaさんの場合、急いだほうが良い気がしたのであまり日にちを開けず、何度も講座を持って、どんどん解放を進めることにしました。
6日後、3回目の講座では面白い話を聞きました。
(つづく)
姉妹版ブログ
『聖なる樹のヒプノセラピー物語』も読んでね!