次のエピソードは、
ミニセッションにいらして下さったRさんの話です。
Rさんは以前、個人セッションと「心のデトックス1day講座」を受講なさっています。
今回は、「色について」見て欲しいとのご依頼でした。
子供のころから、
お絵かきは大好きだったのに、
いざ色を塗る段になると躊躇してしまう、
色を付けることに抵抗があると。
今回の曼荼羅展に来場した際も、
色がきれい!と思う反面、
自分がここに居ていいのかな?
という想いが交錯すると。
その話を聞いているうちに、
江戸時代の若い男性の姿が浮かびあがってきました。
Rさんの過去世です。
「絵付け職人の家の息子に生まれたのに、
弱視で『色』が見えなかったみたい」
そう言うと、Rさんの目にみるみる涙が・・・。
周囲は跡継ぎができたと大喜びでした。
赤ん坊の頃は彼が「色」を認識できないことに誰も気づきませんでした。
ぼんやりとは見えていたため、生活の中で不自由さを感じさせなかったからです。
彼が3才ぐらいになったとき、
絵付けを施した花瓶を見せていた父親が
色が区別できていないことに気づきます。
家はその後に生まれた次男が継ぐことになり、修行に励みます。
長男の彼は、
この家に生まれて「色」が認識できないなんて、自分はただのお荷物だと悲観します。
そして、20才を過ぎたころ、
絶望的な気持ちでひとり山の中を彷徨い、命を絶ってしまいます。
私が語るストーリーを聞いていたRさんは号泣しています。
書き換え視にいきます。
家には住み込みのお弟子さんたちがたくさんいます。
彼らが絵付けをした花瓶を並べて置いてあると、長男の彼がその中でもひときわ完成度の高いものに近寄っていくのです。
完成度の高い作品は光り輝いています。
彼は弱視で「色」を認識することはできませんが、「光」を感じることができたのです。
彼の動きをいつも目で追っていた父親がその才能に気づきます。
(この子は作品の出来を3次元の色ではなく、「光」で感じとっている!)
色は光の周波数に対応していますから、「光」そのものを感じ取れるのは大変な能力なのです。
以後、
お弟子さんが一人前の作品を作れるようになったか否かの判定は、この子が首を縦に振るかどうかで決められることになりました。
お客様に売る商品もこの子が選んだものだけを売ることにしました。
すると、あの店の花瓶は光り輝いている、素晴らしいと評判になり、家はますます栄えたのです。
「この子はうちの宝だ。
神様がこの家に必要な宝の子を授けて下さった」
家族はそう言って、彼をとても大事にしました。
過去世を書き換えながら、
(ああ、だから、今日Rさんが来たんだわ)
と思いました。
「光・曼荼羅」展の光溢れる空間の中に身を置くことにより、
「光を感じる能力」に長けていることを思い出してもらうためです。
Rさんは整体のお仕事をなさっているのですが、
これを機に、
患者さんの体から不要な色(=光)を抜き、
必要な色(=光)を入れることができるようになるのではないかと思いました。
そうやって体の周波数調整をするのです。
そのこともお伝えしました。
Rさんが、
「もう一つ解放して欲しいものがあるんです」と。
それは・・・。
(つづく)
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