（つづき）
書き換えのイメージは・・・。
ある時、天狗がお酒を飲んでいると、
湧き水の向こうに
村の若い女性が悲しげな顔で立っている。
「なぜ、そんなふうにお酒を飲むの？」
と聞いてきた。
すると・・・・。
「上」からこんな声が。
「彼は寂しいのだ・・・」
彼は寂しいのだ。
上から降りてきて、
人々を助け、
みんなに感謝されても、
夜に星空を見上げれば
この世にたった一人ぼっちなのだ。
（降りてきたのは彼ひとりだから）
お酒を飲むと寂しさを忘れられる。
だから、彼はお酒におぼれたのだった。
それを聞いた女性が、
山ではなく、
村で暮らしてはどうかと提案してきた。
力を充電したり、
自分が必要なときだけ山に戻り、
普段は村で暮らせばいい。
彼を伴って村へ戻り、事情を話すと、
村人たちが彼のために
住まいを用意してくれた。
そして、
天狗はみんなと楽しく暮らすようになった。
黙って聞いていたＨ氏が
「よく家の近くの居酒屋へ行って
ついつい深酒してしまうんだけど、
それはマスターと話したいから」だと。
そっか。
人恋しさからなのか。
Ｈ氏には以前は家族がいたが、
今は事情があって1人暮らしなのだ。
しかし、
過去世の「感情」は解放したけれど、
現況が変わるわけではない。
Ｈ氏を誘導して、
ハイヤーセルフからアドバイスをもらう。
私：彼は寂しいからお酒を飲むのです。
寂しい、という気持ちは
どうやって克服すればよいのですか？
ﾊｲﾔｰｾﾙﾌ：お酒に溺れずに感覚を磨いていけば、
他の人の存在を感じることができる。
そうすれば、
たとえ、家の中にひとりでいても、
自分がみんなと繋がっていると感じるから、
寂しくはない。
なるほど・・・。
今はお酒が
「感覚を磨く」ことの障害となっているのだそう。
これは、Ｈ氏にとって、
重要な意味を持っていた。
なぜなら・・・。
Ｈ氏は現在、整体やスピリチュアルの講座など
さまざまな勉強をしている。
もともと「宇宙からきた天狗」の過去世を持ち、
霊性もとても高い方なのだ。
はじめてお会いした時から
その片鱗は垣間見えていたし、
過去世にご興味を持たれて
こうやって学ばれていても
その能力の高さには驚かされる。
にもかかわらず、
お酒で自分の波動を低くしてしまうと、
どんなに勉強をしても
高い波動には同調できないので、
山の頂上を目指しながらも
いつまでも麓をうろうろするだけに
なりかねないのだ。
ああ、時間がもったいない・・・
Ｈ氏はいずれ、
お酒をやめるときが来るだろう。
それまでの間も、
少しずつセーブしてみてはどうかしら。
そんな話をしながら、はっとした。
もしかして、私も・・・？
実はヒプノセラピーに出会う３～４前、
精神世界の本を読み漁っていたころ、
急にお酒を飲めなくなったことがある。
お酒を飲むと、
夜中に腹痛が起きる。
どこが悪いわけでもないのに。
量を減らしても同じ。
一口でも飲むと夜中に腹痛が・・・。
で、こわくてお酒をやめたのだ。
「それもＨさんと同じ理由？
強制的にやめさせられたのかな？」
すると。
Ｈ氏のハイヤーセルフが
「そうだ」って・・・・！
わあ・・・
１０年以上も経って、
初めて知った真実・・・・。
さて、
後日、Ｈ氏からメールがきた。
なんと、この過去世を視た日から
断酒しているのだそう。
やったね！
頑張れ
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