(つづき)
日本の古い時代です。
18歳ぐらいの若い女性が道に倒れています。
たまたま通りがかったお坊さんが
「大丈夫ですか?」と声をかけるのですが、
もう虫の息です。
女性は弱々しい声で
「これを・・・・」と手を差し出しますが、
そのまま息絶えてしまいました。
握りしめていたのは「お守り」です。
これを誰に渡したかったのだろう?
命がけで渡そうとしたのだから
よほどの相手に違いない・・・
お坊さんはお守りを預かり、
着物の袂に入れるのですが、
いかんせん、
渡したかった相手がわかりません。
そのことが心残りで
ずうっと気になっていたようなのです。
この過去世を
もう少し詳しく視てみます。
女性は子供を身ごもったものの、
病気になってしまいます。
不治の病のようです。
周りが相談して
生まれた子供はすぐに
養子に出されました。
女性は死期が迫ったとき、
我が子に形見として
お守りを渡したいと思います。
そして、
病を押して出かけますが
途中で力尽きてしまったのでした。
ここまで視たとき、
「あっ!」と思いました・・・・・。
実は伝授の前、H子さんに
今、気になっていることがありますか?と
尋ねたところ、
4年前に亡くなったおばあちゃんのことが
頭から離れなくて苦しいとおっしゃったのです。
おばあちゃんといっても、
血のつながった方ではありません。
H子さんが介護の仕事で
お世話をした方なのです。
自分でもなぜなのかわからないけれど、
思い入れが深くて、
亡くなられたときは
後を追いたいと思うほど悲しかったのだそうです。
そのおばあちゃんこそが、
この女性なのです。
そして、H子さんは
当時養子に出された彼女の子供です。
ああ、だから・・・・・
人は過去世の記憶はありませんが、
魂では覚えています。
ですから、
今生で再会したとき
母親への想いが
蘇ってきたのでしょう・・・。
今生では親子として転生はしていませんが、
介護スタッフと利用者さんという形で出会い、
人生の最後を
お世話をしてあげる約束だったのでしょうか。
通常は過去世を書き換えるのですが、
今回は
お坊さんが
長年預かり続けてきたお守りを
H子さんに渡す形で完結となりました。
さらに・・・
(つづく)
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