さて、先日、曼荼羅講座に参加後、
参加者数人の方とランチをした話を
書きましたが・・・。
その際に、
とても興味深いことがありました。
ある方が、
「自分のことはけっこう好き」
とおっしゃったのですが・・・。
その割には「自信がない」と。
それに、
とても直観力の優れた方だと
お見受けしたのですが、
本人いわく、
何かを決断する際に、
瞬時に答えは閃くものの、
その後、
顕在意識であれこれ考えて
決心がぐらつき始めるそうなのです。
ハイヤーセルフのメッセージは
「もっと自分を信じて」。
それをお伝えしたのですが、
浮かない顔で、
「私、自分を信じていないのかなあ？」と。
で、あれこれ話しているうちに、
「人に認められたい」という人ほど、
他人が
「すごいね」って認めても
「いいえ！そんなことないです！」
と突き返す・・・・
認めて欲しいと言いながら
認めると否定するよね、
と私が言うと、
「でも、謙遜するのが普通ですよね？」
と彼女。
わかる、わかる！
どれほど「謙遜が美徳」だと
刷り込まれてきたかしら。
子供の頃から、ずっと。
褒められても
「いいえ（そんなことありません）」
って。
しかし、
この仕事をするようになってから、
なんで日本人って
自分に自信がなくて、
自分を好きじゃない人が多いんだろう？
とよくよく考えてみると、
この「謙遜」が
すご～く弊害になっている気がします。
講座でも
「大丈夫、ちゃんとできてるよ」
「すごい能力あるね」
と言っても、
「いいえ、そんなことないです」
「いいえ、私ってだめです」
・・・・・・・・
じゃ、じゃあさ、
どう言えば、
私の言うこと、
信じてもらえるの？って。（笑）
この「謙遜」の怖いところは
自分では慣習のつもりで
「いえいえ、そんなことないです」
と言っているつもりでも、
その言葉が
自身の耳から入り、
自分の中に落とし込まれていくところです。
潜在意識の中に、
「私はそんな価値がない」
「私にはそんな能力がない」
「私はそれほどの人間じゃない」と、
じゃぶじゃぶ「自己否定」の言葉を
流し込んでいるようなものです。
そうやって潜在意識の中が
マイナスの言葉で溢れているのに、
「わたし、プラス思考になりたいんです」
って・・・・
それは難しいよ～。（笑）
褒められたら、素直に
「わ、ありがとう！」とか
「（そう言ってもらえて）嬉しい！」
と受け止めてもいいのでは？
というお話をして、
その場で練習をしてみました。
ひとりずつ順番に彼女を褒めます。
ひとりめ。
「綺麗な方ですね」
彼女： あ、ありがとうございます・・・。
ふたりめ。
「すごく仕事が出来そうな感じ！」
彼女：あ、ありがとうございます。
そのときです。
急に彼女が涙ぐんだのです。
「なんで私、涙が出るんだろう・・・・」
ああ、なるほど・・・・。
この方は曼荼羅を描いているときに
どこかから
「愛してるよ」という声が聞こえてきたと
言っていました。
その声の主は
きっとインナーチャイルドだったのでしょう。
いつも「謙遜」という名のもとに
「自己否定」されているインナーチャイルドが
「あなたのこと、愛してるよ」って
必死にメッセージを
伝えてきたのだと思いました。
なぜ、絵を描いているときかというと・・・。
無心に描いているときって
脳波がアルファ波やシータ波に
なっているので、
潜在意識につながっている、
つまり
インナーチャイルドと周波数を
合せることができるからです。
不思議な事に
彼女が褒め言葉に対し
「ありがとう」「嬉しい」と応じていくと、
波動がすごく変わって輝いてきたのです。
今度からは謙遜しないで
これを続けていくといいですよ、
とアドバイスをしました。
このとき、
以前にも同じようなことがあったなあって
思い出したことが・・・。
（つづく）
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