(つづき)
新たなストーリーでは・・・
貧しい家庭に育つところまでは同じですが、
大人になって仕事を認められ、
経済的にも成功していくという展開です。
「解放」の目的は、
過去の人生における「感情」を手放すことです。
たとえば、
子供の頃にサバを食べてあたり、
以後、「サバはあたる」という思いこみを持ったとします。
大人になって、
もう一度、サバを食べて、
「あ! おいしい!」という経験をすることにより、
「サバはあたる」を手放す可能性が生まれます。
過去世解放も同様の原理です。
別にサクセスストーリーを歩まずとも、
最初の人生で感じた、「生きていても何もいいことがない」を
手放せれば、それでOKなのですが・・・
つまり、解放すべきものは、当時の「感情」だけであり、
ストーリーは付随的なものにすぎません。
さて、彼の選択は・・・・
「そのときの気持ちが変わればいいから、
ふたつめに視たストーリーでいいや」
(笑)
書き換えます。
ガイドさんは、
これで左足の違和感の解放は完了だと。
このように、ある出来事により残した感情が強いと、
何度も解放を行うことがあります。
その方の気づきや魂の進化レベルに応じて、
解放できるタイミングになると、
より重いものが浮上してくるからです。
以前、ある生徒さんが、
職場の先輩がどうしても嫌だというので、
解放を行うのですが、
一時的には軽くなっても、
しばらくすると、またぶり返す、というのを繰り返したことがあります。
このときも、半年後にとても大きな過去世が出てきました。
それまでは、あまり仲の良くない過去世が出てきて、
その感情を解放するパターンが多かったのですが、
なんと、このときは、
妖精だった彼女が、
森の中で倒れている老人(今の先輩)を見つけ、
助けることができなかった苦悩を抱えるという筋書きでした。
肉体がないので、助けを求めても彼女の声は人間に聞こえず、
老人を助け起こそうにも、手は彼の体を通り抜けてしまいます。
「ああ、私に肉体があったなら・・・・!」
そのときの悲しみを持ち越していたのでした。
あんなに嫌がっていた先輩との過去世なのに、
そのストーリーに涙する生徒さん。
半年の間に、人生にはシナリオがあること、
だからこそ、職場での出会いもすべて必然であることを学び、
そういったことが腑に落ちてきたころに、
ようやくこの過去世が浮上してきて、完了となったのでした。
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