この過去世を書き換えて、解放しました。
Ｐ子さんは、
こうやって魂の勉強をしているのに、
こんなに愛を学んでいるのに、
それでも、これほどの「怒り」を持つなんて、
自分はどれほどダメな人間なんだろうと落ち込んでいました。
実は逆なのです。
この過去世では、村人を苦しめた長が、その人生が終わったときに、ものすごい「罪悪感」を持ちました。
そして、転生を重ねても、その「罪悪感」から逃れることができなかったのです。
ヒプノセラピーのセッションでもよくこのようなケースが出てくるのですが、
加害者、被害者がいる場合に、
被害者の方はその人生が終わると、
たいてい加害者を許しています。
ところが、加害者は、「罪悪感」にさいなまれ、
自分を許せなくなります。
自分で自分を「許す」ことを許可しないと、罪悪感は解けないのですが、
どうしてもそれができません。
特に、日本人の集合的無意識には、
「罪を忘れずにいることが、償い」
という思考があるような気がします。
ですから、自身で罪悪感を手放すことは難しいようなのです。
で、どうするかというと・・・・
Ａ（加害者） →Ｂ（被害者）が、
今生でも、Ａ（加害者） →Ｂ（被害者）という役を演じるのです。
たとえば、過去世で
① Ａ（悪い商人）が、Ｂをだまして無一文に追い込んだとします。
Ａは死後、その罪悪感を持ち続けて苦しみます。
② 今生でふたりは転生し、
Ａ（意地悪な姑）はＢ（嫁）をいじめます。
耐えられなくなったＢが相談に行き、セッションを受けます。
そうすると、二人の間に①の過去世があることが判明します！
これを書きかえて、①のときのＡさんの「罪悪感」を解放します。
（Ａさんが泣きながら、光に帰っていくケースが多いです）
これにより、①の影響がなくなるので、②の問題が解決するのです。
つまり、Ｂさんは最初からＡさんを助けるために、②で被害者に生まれてくるのです。
Ｐ子さんは自分がダメな人間だと勘違いしていたようですが、
実はＰ子さん自身のクリアリングが進み、
彼女のステージが上がった今だからこそ、
この過去世を解放できたのです。
潜在意識は単に、①のときの「怒り」を浮上させることにより、
「今なら解放できるよ」とメッセージを送ってきたにすぎません。
犯した罪が重いほど、
つまり、
罪悪感が大きいほど、
解放は簡単にはいかないようです。
ですから、これほどの過去世を解放できたのは、
いうまでもなくＰ子さんのステージがあがり、
彼女の「愛」の力があったからこそ、成し得たことなのです。
解放の翌日、Ｐ子さんからメールが来ました。
あの怒りは嘘のように払拭されたのことでした。(*^_^*)
ちなみに、「罪悪感」は、人の心に深い闇をつくってしまうようです。
その話はまた、後日・・・。
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