チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です
前回の記事で、
「子どもに関わる時に大切にしていきたい事」
について書きました。
今回は、そのPart 2
具体的な子どもとの関わりについて書いていきますね。
子どもが、芽を出してスクスクと育つ可能性を秘めた植物だとしたら、
その成長を支える、添え木が私の役割だと思っています。
実際には、
目の前にいるその子の今の姿を、
全て受け入れ、受け止めていきます。
そして、その子の存在そのものを認めていくのです。
と前回書きました。
植物を育てるには、よく観察して必要な時に、
適切な量の水や、栄養をあげなくてはなりません。
病気になったら、適切な薬が必要です。
子どもも全く同じ。
子どもの気持ちをしっかり受け止め、
子どもが発しているタイミングで、こちらもちゃんと返していく事が大切なのです。
子どもと大人と決定的に違う事。
それは、
過ぎた過去を悔やみ、引きずって生きる。
まだ見ぬ未来に、根拠もなしに不安を抱えて生きる。
そんな大人と対照的に、
子どもは、「今」を生きています。
今ある、この時をただただ精一杯、命いっぱい生きています。
そこは、私が子どもを心から尊敬する所。
(どんな大人もかつては、そんな子どもだったのでけどね)
だから、そんな今を精一杯に生きている子どもに、いつも敬意を持って接する事にしています。
子どもは、大人の小さい版ではありません。
大人にはない、子どもならではの感性、世界がそこには存在します。
その、子どもならではの世界を思いっきり生き抜いてから、
大人の世界に入ってきてほしいと思うのです。
だから、子どもと接する時は敬意を持って接し、
土足で踏み込む様なことは決してしてはいけないと思っています。
(これは、あくまでも教育者としてのスタンス。お家のお母様とは、違うところですね)
もちろん、大人として叱らなければいけない事は、しっかりと叱ります。
ここは、少しわかりにくい方もいらっしゃると思いますが、
子どもを尊重し愛するからこそ、時にはしっかりと叱る事ができるのです。
子どもと真剣に向き合っていない人は、教育者でも、お母様でも、
しっかりと叱る事はできません。
その、子どもへの思い、まなざしは、ちゃんと子ども達に伝わります。
そして、関係がより深いものになっていくのです。
子どもとのコミュニケーションは、言葉よりも、
アイコンタクトだったり、子どもに対する思い、姿勢など、
心の部分が圧倒的に大きいです。
大人は心にない事でも、口では言えてしまいます。
しかし、子どもはそんな事はお見通し。
子どもには嘘はつけません。
口でうまく言えない分、感覚がものすごく鋭くて、敏感です。
だから、私は子どもの前ではある意味、両手を挙げた降参状態。(笑)
嘘はバレるので、素直な心で、
とにかく、
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「先生がまちがっちゃった」
何でもオープンに、
間違いは素直に認めて謝る事を、
大切にしています。
そして、目線はいつも子どもに揃えてかがみます。
立ったまま、上から目線で言葉を発すると、
子どもから見たら、威圧的です。
(目線と言う視点で言うと、始めは相手=子どもに合わせると良いです。
例えば、小学生でかなり上から目線の生意気ぼうず(笑)に対しては、
あえて、立ったまま威圧的な貫禄を出して話し始めたりもします。
詳しい事はここでは省略しますが…)
子どもの世界を大切にする事。
それは、子どもの心を、子どもの存在自体を、大切にするという事なのです。
子どもは、何よりも心を大切にしてもらう事を望んでいるのです。
そして、そこから見えてくる事は、子どもも、大人も、自分を大切に生きると言う事なのです。
次回は、子どもとの関係性の作り方について、
私の保育士としてのこだわりを書いていきますね。
