子どもと関わる時に大切にしていきたい事2 | 保育歴25年保育士のブログ

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チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です

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前回の記事で、

「子どもに関わる時に大切にしていきたい事」


について書きました。





今回は、そのPart 2


具体的な子どもとの関わりについて書いていきますね。



子どもが、芽を出してスクスクと育つ可能性を秘めた植物だとしたら、



その成長を支える、添え木が私の役割だと思っています。



実際には、



目の前にいるその子の今の姿を、
 


全て受け入れ、受け止めていきます。



そして、その子の存在そのものを認めていくのです。



と前回書きました。



植物を育てるには、よく観察して必要な時に、


適切な量の水や、栄養をあげなくてはなりません。


病気になったら、適切な薬が必要です。



子どもも全く同じ。



子どもの気持ちをしっかり受け止め、



子どもが発しているタイミングで、こちらもちゃんと返していく事が大切なのです。




子どもと大人と決定的に違う事。



それは、


過ぎた過去を悔やみ、引きずって生きる。


まだ見ぬ未来に、根拠もなしに不安を抱えて生きる。


そんな大人と対照的に、




子どもは、「今」を生きています。


今ある、この時をただただ精一杯、命いっぱい生きています。



そこは、私が子どもを心から尊敬する所。



(どんな大人もかつては、そんな子どもだったのでけどね)



だから、そんな今を精一杯に生きている子どもに、いつも敬意を持って接する事にしています。



子どもは、大人の小さい版ではありません。



大人にはない、子どもならではの感性、世界がそこには存在します。



その、子どもならではの世界を思いっきり生き抜いてから、



大人の世界に入ってきてほしいと思うのです。



だから、子どもと接する時は敬意を持って接し、



土足で踏み込む様なことは決してしてはいけないと思っています。



(これは、あくまでも教育者としてのスタンス。お家のお母様とは、違うところですね)



もちろん、大人として叱らなければいけない事は、しっかりと叱ります。



ここは、少しわかりにくい方もいらっしゃると思いますが、



子どもを尊重し愛するからこそ、時にはしっかりと叱る事ができるのです。



子どもと真剣に向き合っていない人は、教育者でも、お母様でも、



しっかりと叱る事はできません。




その、子どもへの思い、まなざしは、ちゃんと子ども達に伝わります。



そして、関係がより深いものになっていくのです。



子どもとのコミュニケーションは、言葉よりも、



アイコンタクトだったり、子どもに対する思い、姿勢など、



心の部分が圧倒的に大きいです。



大人は心にない事でも、口では言えてしまいます。



しかし、子どもはそんな事はお見通し。



子どもには嘘はつけません。



口でうまく言えない分、感覚がものすごく鋭くて、敏感です。



だから、私は子どもの前ではある意味、両手を挙げた降参状態。(笑)



嘘はバレるので、素直な心で、



とにかく、



「ありがとう」


「ごめんなさい」


「先生がまちがっちゃった」


何でもオープンに、


間違いは素直に認めて謝る事を、


大切にしています。



そして、目線はいつも子どもに揃えてかがみます。


立ったまま、上から目線で言葉を発すると、



子どもから見たら、威圧的です。



(目線と言う視点で言うと、始めは相手=子どもに合わせると良いです。

例えば、小学生でかなり上から目線の生意気ぼうず(笑)に対しては、

あえて、立ったまま威圧的な貫禄を出して話し始めたりもします。

詳しい事はここでは省略しますが…)



子どもの世界を大切にする事。



それは、子どもの心を、子どもの存在自体を、大切にするという事なのです。



子どもは、何よりも心を大切にしてもらう事を望んでいるのです。


そして、そこから見えてくる事は、子どもも、大人も、自分を大切に生きると言う事なのです。



次回は、子どもとの関係性の作り方について、


私の保育士としてのこだわりを書いていきますね。