私が感銘を受けた考え方に松下幸之助氏の『水道哲学』があります。
Wikipediaによれば、『水道哲学』とは次のような思想だという説明があります。
幼少期に赤貧にあえいだ幸之助が、水道の水のように低価格で良質なものを大量供給することにより、物価を低廉にし消費者の手に容易に行き渡るようにしようという思想(経営哲学)である。
また、この『水道哲学』に関して松下幸之助は社員に向けて次のような訓話をされたそうです。
産業人の使命は貧乏の克服である。その為には、物資の生産に次ぐ生産を以って、富を増大しなければならない。水道の水は価有る物であるが、公園の水道水を飲んでも誰にも咎められない。それは量が多く、価格が余りにも安いからである。産業人の使命も、水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。松下電器の真使命も亦その点に在る。
私は、この松下幸之助氏の『水道哲学』をビジネス教育に当てはめています。
『ビジネス教育家の使命は貧困の克服である。その為には、教育に次ぐ教育を以って、富を増大しなければならない。水道の水は価値あるものであるが、無断で公園の水道水を飲んでも誰からも咎められない。それは量が多く、価格が余りにも安いからである。ビジネス教育家の使命もこの水道の水の如く、教育を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。私の真使命もまたその点に在る。』
ビジネスの成功に欠かすことができないMBA理論を習得するためには、今やアメリカのビジネススクールに留学すれば1000万円を軽く超えるお金が必要ですが、水道の蛇口をひねれば水が出るように、学びたいと思う人は誰でも気軽にMBA理論を学べる環境を整備していきたいと思っています。
乗り越えなければいけない障害はとてつもなく大きいですが、志高く頑張っていきます。(^^)