今日からマクドナルドがプレミアムローストコーヒーをリニューアルし、20日(金)まではSサイズを無料で提供するキャンペーンを開始しました。

 

もともとこのプレミアムローストコーヒーは前社長の原田氏の時に戦略商品として導入されたもので、当時も最初は無料で提供されて年間2億6千万杯も売れた大ヒット商品です。

 

このプレミアムローストコーヒーは当時のマクドナルドの快進撃を支える重要な役割を果たしていました。

 

マクドナルドは異物混入などイメージの低下により顧客が大量に離れ、一時経営は危機的な状況を迎えるなど大変苦しい時期を迎えましたが、最近はようやく信頼を回復し、業績もかつてに迫る勢いとなっています。

 

そこで、コーヒーをお値段そのままにさらにおいしくして、100円コーヒーでコンビニに奪われた顧客を呼び戻し、業績回復をさらに加速しようと、プレミアムローストコーヒーを再び戦略商品に選んで勝負をかけてきたのです。

 

・・・という前置きはさておき、早速朝7時にマクドナルドに立ち寄りコーヒーを飲んでみました。

 

コーヒーは、コンビニの挽き立てに比べ、相変わらずマクドナルドは作り置きです。

味はコンビニコーヒーの方がコクが深く、マクドナルドはちょっと薄いような感じがしました。

プレミアム感でいえば、私だったらコンビニコーヒーに軍配を上げます。つまり、同じ値段であれば、コンビニコーヒーを選ぶと思います。

 

同じ値段でコンビニコーヒーの方が価値があると顧客が感じるなら、マクドナルドがコンビニから客を奪うには価格を下げるしかないでしょう。

 

90円であれば、わずか10円の違いですが、大台割れの価格戦略であり、値ごろ感からコンビニではなくマクドナルドを選択する顧客も増えることでしょう。

 

恒常的な値下げはリスクが高いと及び腰になるようであれば、一時的なキャンペーン値下げを行って、どのくらい顧客数や販売数が増えるのか、そして最終的にどのくらい損益に影響を与えるのかをモニターして、最終的な決断を行うこともできるでしょう。

 

果たして、リニューアルしたプレミアムローストコーヒーは当初の狙い通りに戦略商品としてコンビニから顧客を奪うことができるのか?

 

マクドナルドの売り上げ数の発表が待ち遠しいですね。(^^)