ゴールデンウィークといっても、ちびが誕生直後のためお出かけは無理。もっぱら読書してます。

『マネーボール』は、大リーグ、オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが低年俸でも勝てるチームを作れたのは何故か、について書かれている。

これ、本当に面白い。一気に読んだ。

自分は野球は好きだけど、ベースボールにあまり興味がない。それに、セイバーメトリクスやら、OPSって何でそういうデータ・数字が重要なの?と思っていた人間。
こう言った人間こそ、この本は楽しめるかも。

日本のプロ野球にはない、メジャー独特の流儀(なぜ、彼らはあんなにコロコロと所属チームを変えるのか、など)について、その背景が十分理解できる。

何より面白いのが、アスレチックスだけが持っていた選手の実績を評価する視点。

よく言われる、個人やチームを評価する指標(打率、打点など)について、それを高めることが本当にチームの勝利に必要であるのかを問い直している。

例えば、セーブと打点なんていうのは、結局「状況」に左右される数値であるため、個人やチームの能力を適正に表す数値ではない。

確かに当たり前のことなんだけど、なるほどなー、と思います。200セーブで名球会とか、あり得ない話ってことです(苦笑)。

GMのビーンは、これを逆手にとり、そこそこのピッチャーにしっかりセーブを稼がせ、一見好投手に仕立て上げる。高い評価でFAさせ、その見返りで移籍先チームのドラフト上位指名権をアスレチックスは獲得する。これで、投資に対して十分すぎるリターンを得ることになる。

「勝利」という結果から逆算し、見かけや先入観、思い込みではなく、客観的データに基づき必要な戦力を積み上げて行く。
アスレチックスが行ったことは極めてシンプル。でも、それを実現するのがいかに困難であるかも、本書を読むとよくわかる。慣例、常識が阻むのだ。だからこそ、気付き乗り越えた一部の人間だけが勝利者となれる。

ビジネスの世界にも大いに示唆がある。


4月20日に生まれ、あっという間の約二週間でした。

父親になれた嬉しさと、責任の重さを、ひしひしと感じております。


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iPhoneからの投稿




おかしな現状が放置されていることに、皆気づいている。

でも、皆でなんとかしようという動きが生まれない。



「やってみたらいいのでは、でも大変だよ。」「あそこは、ぼくらのいうことを信用しないから。」「あそこは、それを実行したら自分たちに何のメリットがあるのか、という考え方しかしないよ。それをどれだけ説明できるか。」



結局、「自分以外に対する批判」でしか語れない。



どうしたら良いか、自分たちの何が良くて、何が悪いのか、自分が当事者となり、先を見る話にならない。



もちろん、そういう思考になるのが、大多数なのはわかる。

「V字回復の経営」にあった改革前の会社と同じ状況だ。これが、典型的な組織の状況なんだろう。



経営の原理原則をとことん学んだのが二年前。

原則、正論、ロジックで経営管理の様々な問題を変えていきたいと思っているのだが、「それだけ」では間違いなく変えられないのだ。



どうすべきか。納得、理解、皆がたばで動けるような流れをどうすれば作れるのか。



悩んでます。



今、ヒントを得るために、「戦略と実行」(清水勝彦)を読んでいる。読後には書評をまとめたい。
















東電の件で、節電、自然エネルギー、分散型電源の重要性は誰もが認識したところだと思う。



ただ、原発廃止といった踏み込んだ議論も含めて、きちんと需要のフェーズを分けてこれからの電力供給のあり方を考える必要がある。



大きく分ければ、法人と個人でも、対応できることは異なる。

法人に節電やら、高い自然エネルギー料金を課せば、経済停滞が避けられないのは当たり前。個人とて、分散型への投資ができるか否かは所得水準で分かれる。



自分のできる範囲で、自分の責任で電力供給源を選択できれば理想的なんだが。



リスクや数字はどうでもいい感情論での原発反対派は、原発が存在することすら認めないだろうけど、そんなの現実的ではない。


マネジャーの実像を読んでいる。

かなりのボリュームなので、時間はかかっていますが。



ミンツバーグらしい洞察でもあり、気になったのは、「この業界はこういうマネジメントスタイルだ」みたいなステレオタイプで分けれるほどに、実態は単純ではないということ。

実際、世の中ステレオタイプで語って済ませることが多々あるのでは。



話は飛躍するけど、おそらく、東電の件を契機に、電力業界全体にステレオタイプをベースとした批判が今後メディアを賑わすのは目に見えている。



お役所体質、高コストとか、既得権益を何とか守ろうとする悪い奴らとか。

今回の件で、無能な経営陣、緊急事態には対応できない、なんかも加わるな。色々な方向はあれ、現状を変える議論になる。



一方で、電力は公共性、安定供給を盾に現状を維持しようとする。



いずれも、「本当にそうか」が重要だ。ステレオタイプを疑って、よく現実を見て欲しい。



自由化検討時の議論である、発送電分離や地域独占解消は当然今後テーマとなる。これに、スマートグリッドもからめて、あるべき電力供給の姿を、ゼロから積み上げて検討することになるだろう。



学者や国を中心に、電力業界の言いなりになるのではなく、一方で一部の感情論者に流されず、進めてほしい。



しかし、今のブレブレ、リーダーシップゼロのおっさんじゃ、まず無理だよな。